マーガレットホテル536 | camouflage

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いつもの通り

練習が終わり、秀俊たちはギョンヨンの温泉に浸かり、ゆっくりし、やがてそれぞれの住処へ帰って行った

アジア大会まであと3ヶ月
今日温泉でさっぱりしてきた
彩菜とチェファはチムジルバンへ行った
あとコウォンも

なあ、聡、今さっき見たら、こんなのが出てきたぞ

何だこりゃ?

良く見たら鏡が表紙になっている
しかも2つある

なあ、これ見てみるか

ああ…

あ!鏡だ

あいつ、こんなの出てたのか!

あいつの中学の頃だぞ、どう見ても

でも2人ともちゃんと1本は最後まで見たしかし、秀俊も聡もあれでは収まりがつかなくなってしまった



なあ、チェファ
君が大学時代には、そのシーン録画してたよな
最近2、3年は撮らなくなってきたけど…

え?撮るの!?また!

今日は録画しようと用意してきたが…

え?もういいでしょ?
だって、チェファは変な事する時は、いつもこんな顔してるんだよ?
とか言っていじめるじゃん…

いいじゃない、夫婦なんだから

ダメだよ、秀俊

そこで秀俊はチェファの唇を奪った
そして優しくした
10分間ぐらい交差点に止まってしまった
後ろからクラクションを鳴らされるが意に介しなかった
後ろの車が車線変更して抜いて行く
どんな運転手が運動席にいるか見て、秀俊たちを見て驚く人もいた

チェファの体は暖かくなり

なるべく高級なとこなら、いいよ

と、チェファは返した
秀俊はようやく進み始めて、やがて左側に良いホテルがあったので、秀俊は左にウィンカーを出し、入って行った



聡と彩菜は、新開と鏡を誘って、そういう場所に来ていた
聡と鏡、そして今まで新開と彩菜がペアになっていた
そして自分たちの配偶者としていて終わった

たまにはこんなのも良いよね
あそこにDVD置いたのは良くなかったけど、たまにはね

わざと置いてた癖に鏡は…
あれで落ち着きなくしたんだよ

聡のテンション変えちゃった?
ごめんね、あは

なあ、鏡はもうすぐ来るけど、彩菜は大丈夫だったのか?

うん、明日辺りだよ
良かったね
だから、中でも構わないって言ったんだよ

ああ、良かった…
子供生まれたら洒落にならんからな

新開は安堵した
鏡は録画を見てみようとカメラの録画を見ていた

みんな来て、ちょっと…

しばらく全員で映り具合を見ていた

鏡!済まん

聡はまた鏡に優しくし始めた

ちょっと、待って聡

と、言って鏡はスイッチを入れた
そして、聡の優しさのお裾分けを再び頂き始めた

ほら、見てみ、彩菜もあんな顔してるんだよ?

やだ…新開…

新開の優しさを彩菜も受け始めた



ヨンソク、何読んでるの?

ん、いや日本のケータイ小説だってさ
コウォン
日本語が少しでも上手くなるようにね

ヨンソクはそう言って、パソコンを見ていた

ちょっと、見せて、ヨンソク

コウォンはヨンソクの隣に座った

………………………

修学旅行に出る日が近づいていた。



「理菜、修学旅行には行けないの」



理菜は 元気なく病室で呟いていた。



修学旅行は、中国 雲南省へ行く。



焦った僕は 理菜を病院から連れ出し、雨の中 ジャージ姿の理菜とバスを待った。



理菜を国際線に乗せ、雲南省の大自然を見せるつもりだった。



「理菜、俺と一緒に雲南省へ行こう!」



僕と理菜は 関空行き便を案内板で見たが 台風で飛ばないという。



「何故 飛ばないんです!飛ばして下さい!」



搭乗員の態度が気にいらなかったので 僕は胸倉を掴んだ。



見ると理菜が椅子に横になっている。


身長が日本の平均ジャストの理菜の身体を抱き抱えた。



「雲南省へ行かせて下さい!助けて下さい!」





僕は気がつくと ベッドの上だった。

………………………

ヨンソク、こんなの読んでも上手くなりはしないから止めときなさい
ヨンソクが小説書きなよ
韓国語でも良いから

そう、言ってコウォンは別のサイトへ移動させてしまった

おいおい、コウォンちゃん、そんなに変えなくても良いじゃん…
勝手に

ヨンソクのマラソンでの成績は1時間59分台よ、で名家じゃない
別の読みなさい

え?朝日新聞?!
こんな難しい記事読めねえよ!

コウォンは分かるようになったよ?
新聞は

ゑ?!
早え!