ミニD①朝 目覚めると 何か頭がボーッとして、机の上を眺めた。机の上には 夕べ食いかけた焼きそばの残りと、その向こうに 恋人・理菜 の写真がある。理菜の微笑みは 昔と変わっていない。僕は 突然家に帰りたくなり、服を着替え、車のキーと財布を握り、愛車のワゴンへと駆け込んだ。