東京での夏休み22 | camouflage

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いつもの通り






君は カリビアンパイレーツで はしゃいでいた。



君は 水に浮かぶ物を指差し、笑っていた。



君は 僕に笑って見せた。



君は 僕の額にキスをした。



君は キスをした時、笑顔だった。



また一つ 掛け替えのない映像が脳裡に刻み込まれた。



僕の脳裡には 君の様々な顔が 映されている。



どの顔も 僕に取って 大切な思い出になっている。




僕はジェットコースタで 君と手を繋いだ。



君は この日は 笑顔を絶やさなかった。



君の爽やかな匂いが、フェロモンとなり 僕を魅きつけた。



君は 健康的、爽やかな雰囲気を僕に味あわせてくれた。



君の目には 一点の曇りもなかった。



僕には そう写っていた。



君の どんな表情も 僕は好きだ。




メリーゴーラウンドで、君の名前を呼んだ。



君は笑顔で振り向き、フレームの中に収まった。



その後、君の隣の席に座り、僕は君と笑っていた。