
君と僕は 手を繋いで そのまま浜辺へ来ていた。
この日の君は、白の膝までのスカートをはいていた。
僕は君にキスをしていた。
そして君と浜辺で話をしていた。
僕は、故郷から とにかく出てみたくて、また東京に好奇心があった。
東京に一度住んでみたくて、高校の時 一生懸命勉強した。
そのような話を君にしていた。
君は 僕がソウルへ行くと確信を持っていた。
僕のハングルの間違いを、その都度 指摘した。
僕は 大学で韓国史を勉強していた。
君は 微笑みながら 僕の話を聞き、返答してくれた。
君は 僕に額を擦り寄せ、肩に手を置いた。
僕も君の肩を抱き、ゆっくり君の背中に手をやり、抱きしめた。
それを長く続けていた。
助手席に君を乗せて、僕はまた君を案内した。