大人な先生たちに頼るべき | camouflage

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いつもの通り

久住の合宿
小学生以来久住山に登る
ワクワクしていた

ある峠でバスを降りる
ここは標高1333mと書いてあった
俺と親戚の兄ちゃんが登る時は、標高900mのとこから久住山に登った

何でえ
こっちの方がよっぽど楽じゃん
損したなあ

と、感じて、みんなで歩き始めた
先生の話によると、4,5キロ平坦な道を歩き一番最後にきつい登りがあるらしかった

クラスメートたちと話をしながら、最初は歩いていたが、先頭や中盤、最後と集団が出来つつあった
俺は一番前のとこにいた

先生たちの姿が見えない、遅れたようだ
学生だけで道を判断し、道標などを見ていた

ああ、頂上こっちだ
●●、最後の登りで競争しようぜ!
と登り坂を走り出したら、彼に勝った

お前、何なんだ?
運動してた訳じゃないのに

彼とはそう話した
カメラ持ってきたヤツがいるので、みんなで記念撮影しようぜ、という事になり撮った

先生たち、何やってんだよ、まだあんなとこにいるぞ

あ、あの馬鹿共、道間違えたな、ははは!

とか頂上からみんなの姿を見ていた

待てないよ、先生たちより先に降りて行こう
道はこう行くんだって、と地図に印つけたのを1人持っていた

俺たち8人の早い集団は先生たちとすれ違い

先に降りて待ちますね

と、言って降りて行った

気をつけろよー!みんな

先頭集団は早々と降り始めた
その集団も2つに分かれ、俺は普段から話をする人と一緒に別の登山口に向かった

すぐ上は曇ってて、何か月面歩いてるみたいだな、●●

砂千里が浜という所を歩いた

妙に印象が悪い
九重連山のこちら側は木がほとんど生えてない
近くに火口があり、ガスが出たりするので、砂千里が浜は、時たま通行禁止になるらしい

彼と色々話していた
が、不気味な風景は続く

●●、先頭を追いかけよう
少しペースあげるぞ

と、急ぎ、間もなく追いついた

よす、この峠登ったら、あとは下り坂でホテルの前まで行けるんだって、雨っぽいから、みんな急ごう!

と、ガンガン飛ばして行った

しかし、先生たち無視して勝手に飛ばし、危険ではないかという登山だった

降りてきて、車道を横に広がって歩き、それを撮影したりして、先頭にはまだ余裕がある
無事にホテルに着いた

頭いいから、みんな
ちゃんと降りてきた
地図を読んだヤツに感謝だ

雨が本降りになり、続々とみんなゴールインしてきた
先生たちも降りてきて、グループで歩いてきたらしい

おい、いないヤツいるか?

はい、あと5人いませんよ?先生

え?何だと、遭難するかもしれん!

先生たちは驚いていた

とにかくお前たち風呂入り着替えろ!

と、夕食のバーベキュー頃、その5人が帰ってきた
何でも道間違えて、坊がツルの方から遠回りしてきたようだ

次からは幾ら急いでもどうかと考えて、先生たちに心配かけないようにしよう大集団にして
と、感じた


頼るべきは大人の先生たちだから