マーガレットホテル122 | camouflage

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いつもの通り

とりあえず、実南は泣いてばかりで落ち着きに欠けるし
秀俊も相当疲れてそうなので
綾奈はバテた2人をチムジルバンに連れて行こうと、運転した

なあ、俺たちも行くべきだったな
気、上手く使えなかった
ごめんな

と、聡が心配して言ったら、秀俊は

すまん
見なければ良い物を見てしまった感じた
何か、疲れたなあ

と答えた
実南は泣いてばかりいる
金立の新しい温泉に着いた
綾奈は2人を下ろし
温泉の入り口で、大事な友人なんで、お金は後で
とカウンターの女性に言ったら、どうぞどうぞと、言われた
聡はすっかりチムジルバンが気に入った様子だ
お辞儀をして、秀俊と実南にもお辞儀をするように促し入り口へ向かった

温泉は段々お客さんが増えてるようだった

チムジルバンで4人で入ったら
チーフのギョンヨンさんがいて、綾奈たちの所へやってきた
綾奈が立ち上がり、事故で云々の話は避けて下さいと頼んだら、ギョンヨンさんは承知しました、お嬢様と言った

ギョンヨンさん、私はそんなお嬢様と呼ばれるタイプの人ではありませんよ

と、言ったら、ギョンヨンさんは

あなたのお父さんは私たちの国に夢中で色々質問して下さいます
それだけでも良いです
あなたも大学で韓国語を取った
あなたのナムジャチングも
ですから良いでしょう

と、言い、綾奈と一緒に秀俊聡実南の所へ歩いて言った

聡が

あ、ギョンヨンさん
この2人を紹介します
秀俊と実南って言います
あと一字間違ってたら、ヒデヨシになってましたね
書いてる人がうっかりしてて申し訳ありません

と、言ったら、ギョンヨンさんは笑い

ギリギリでしたね
ヒデヨシじゃなくて良かった

と、答えたら、聡は

一度韓国に行きたいです
ソウルってどんな街なんでしょうか
僕は韓国語少し勉強しただけなんですけど
陸上やってなかったらソウル留学してたかも知れません

と言った
するとギョンヨンさんは

そうですね
明るい街だと思います
東京行った時は冷たい感じがしましたが、ソウルは暖かい街だと思います
留学、選手引退してからでも大丈夫だと思いますよ

そう答えてくれた

どうしようか迷っていた聡と綾奈は、ギョンヨンさんが来てくれて、ありがたかった
落ち込んでるヒデトシたちは、少しずつギョンヨンさんと会話をするようになり、サウナみたいな場所で汗もかき、リラックスして行った