マーガレットホテル063 | camouflage

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いつもの通り

なずなは夜0時まで、広島のとあるグ●●乳業で働いていた
今は新製品の生クリームを使ったお菓子を作るのが日課だ

毎日、生クリームを作るため、牛乳を何十個も大きなドラム缶のような鍋に入れるのが主な担当である
牛乳を開けるのが大変である

キズ物なら親戚の家に土産として持って帰れないかと期待したが、それは無理だった

以前、生クリーム担当者のバイトの人が、下痢気味でズボンを汚してしまったのでクビになってから、なずなが担当になっ


重労働だが、楽しく働いている

今夜もバイトが終わり、着替えて家に帰ろうと出入り口を出たら

「姉ちゃん」

と声が聞こえた
祐平がいる

「姉ちゃん!会いたかった!ゴールデンウイークを利用して、会いに来たんだ!」

なずなは思わず

「ギャー!」

叫んでしまった
なずなは更に

「誰か助けて!ストーカーがいる!」

と、叫んだ
すると、びっくりした工場の従業員が出入り口から出てきて

「小栗さん!大丈夫か」

となずなのもとへ走り寄ってきた

その間に祐平は消えていた

「ストーカーがいたんです!私が大声出したら消えてしまいましたが」

「何?ストーカーだって?」

もう一人の従業員が

「警察呼ぶか?小栗さん」

と、言った

工場の人となずなが話してるのを祐平は近くの電柱から見ていたが

「くそっ!俺の恋人と他の男が話しているなんて許せない!姉ちゃん、照れて俺のことをストーカーって呼んだんだな」

と、勝手な解釈をし、工場の敷地内から走って逃げた



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