丘の上の庭 その39 | camouflage

camouflage

いつもの通り


帰りのバスでも ヘジンを抱きしめてた


ヘジンと さよならする時は迫ってきてる


後ろから二番目の椅子でヘジンと抱きあってた


やがて僕らの街に着く


ブザーを鳴らす


ブザーが車内にピンク色を燈す


バスは止まり ヘジンの分の料金も運賃箱に入れる


「あー 楽しかった」


ヘジンは満面の笑みをした

「元気にしとけよ。ヘジン」


「ソウルからメールするよ」


「マンソンによろしく言ってくれ」


マンソンはもうソウルに引っ越し メールアドレスも伝えてくれた

「コウキ ありがとう。ソウルに遊びに来て」


そう言った君は 右手を上げ笑って 家に向かい歩き始めた


でもヘジン 帰宅するまで泣いてたってね

そして部屋でも泣いてたって


Android携帯からの投稿