マーガレットホテル037 | camouflage

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いつもの通り

祐平は四国の田舎の全寮制の学校に転入した

姉ちゃんの裸の写真なら幾らでもある
風呂覗いた時のとか




なずなは広島市内の親戚の家に移った





鏡たちと天神の地下街を歩いている綾奈は、そんな人もいるんだろうなあ、世の中色々あるんだなと言う風に、鏡から聞いた話で考えていた

今日は聡の誕生日だ
プレゼントを探しにやってきた

聡は自分の部屋にいる
後から呼ぶつもり
まずケーキを買い、誕生日プレゼントは靴を買おうかな、ランニングシューズをと、綾奈は考えていた

久し振りに鏡と以前のような打ち解けた会話をしている
半年近くそんな会話はしていなかった

鏡はロフトに行って買いたいと言うので、寄ってきた



いい時間帯になったので、聡に電話した
聡は練習をしていたようだ
いずみがいるから適当に話してて、もう今から帰るから、と聡に伝えた

じゃあ、クールダウンしてから行く、と返事が来た




聡は歩いて綾奈の家に行った
いずみが玄関にやって来て、上がってと言った
最近は二日に一度夕食をいただいている

いずみは駅伝でアンカーを走った
そして就職し、走るのは止めたそうだ
ロードレースが走りやすい頃、次はどこで走るの?
と尋ねられた

聡はとりあえず
嬉野温泉ロードレースと、湯の街別府ロードレースに出ると伝えた

温泉ばかりじゃない、と笑われ、温泉好きだからと聡は返した


そうこう話していると、綾奈と鏡がやってきて
ハッピーバースデー!と叫び、楽しい団欒の時を過ごした