
「よす、風呂どうだった?」
「気持ち良かったよ」
綾奈と聡はロビーで待ち合わせていた
聡が綾奈に尋ねる
「ねえ、せっかく来たんだからジェットコースターとか乗って行くか」
「本当は乗りたかったんた。いいかな?」
2人は他の5人の事をすっかり頭から無くならせてしまい、2人で色々なアトラクションに乗り始めた
「鏡たち?もうとっくに帰ってるよ。もう5時だし」
その鏡は、不機嫌な顔をして出口から出ようとしていた
心の中は煮えくりかえっていた
明日辺り綾奈の家を尋ねてみようと考えていた
熊本市内は、この4人の男子じゃ釣り合わない
何としても聡を奪い取ってやる
綾奈と聡は夜まで楽しんで、またバスに乗って荒尾駅に行った
「え?!大牟田と荒尾の間で事故?車が電車に激突して今夜は除去作業で不通?そんなの困ります」
大牟田駅の近くの南の踏切で、車が無理矢理踏切内に入り、JRの特急と激突し、電車は脱線したらしい
で、大牟田と荒尾の間が不通になってるらしい
今夜中は作業で手一杯らしい
「あのー、僕たち今夜中に大宰府に行きたいんですけど、無理ですか」
駅長は頷いた
2人はトボトボと歩き出した
少し歩いたら、ホテル街に入った
2人とも少したじろぐ
そしてお互い顔を見合わせ頷いた
聡がリードして綾奈と手を繋ぎ、その中の良い子ホテルという屋号の中に入って行った
2人は一晩中愛欲の世界にまみれていた