高柳良一&原田知世 | camouflage

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いつもの通り

時をかける少女、自宅にあった
整理してたんだ

年末年始、郵便局で内勤外勤したことがある
外勤で、年賀状が多くて配り切れず棄てたバイターがいたとか
犯罪行為だからね
俺はスクーター慣れてなかったから怖かった


005
キス(1)

「三ツ境くんって、どんな女性が好き?」

うららかな春の日差しに、三ツ境に対して自慢の太ももが見えるように、鏡はスカートの丈を短くしている
風が吹くとパンツが見えそうだ

「何か、お見合いやってるみたいだな。そうだな」


三ツ境と鏡が親しげに話している…!
いけない!
綾奈が近づいて行くと、こう伝えた

「ねえねえ三ツ境くん、ちょっと制服の事で生徒指導の先生が呼んでる」

勿論、嘘である

「あの子は止めた方がいいよ。」

「やり過ぎっての?」

綾奈は頷いた

「それよっか、裏の宝満山行こうよ、あそこ登ったら機嫌良くなるから」




「この4合目から6合目の、吉田屋敷とか百段ガンギの間かきついのよ、これさえ克服したら後は楽」

三ツ境はずーっと綾奈の隣を歩いてるが、特にきつくは無さそう
すっきりした表情だ

逆に綾奈が言う
「三ツ境くん、何か運動してるの?」

「陸上部の長距離やってるんだ、もうすぐ受験な」

2人は、既に頂上直下の階段にいた