雑音 | camouflage

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いつもの通り

彼女と文通していた
彼女は 日本語の歌で好きなのは 爆風スランプの 大きな玉ねぎの下で だ
良くソウルでデートしてる時は 玉ねぎ歌って
と言われた

パソコンがまだ無かった頃の話
彼女は理知的な綺麗な韓国語を書いていた
調子こいて電話して、必ず威厳がある お父さんが出るので緊張もしたが、慣れれば尊敬語を使えるようになった
携帯もなかったんでおき電話に国際電話を

だがメールなんかしてたら、返って微妙な関係が崩れそうになっただろう
書いてポストに入れたら、そこから約二週間後の彼女の手紙をひたすら待った
これが約二年間続いた
彼女が一度東京に遊びに来てくれた
それで満足な仲だった

まあ、かいつまんで言えば そんな感じ
俺がソウルに留学したりして、彼女とは六年間続いた
その二年後彼女は体調を崩して、
あまり韓国については、昨日は失敗したが、なるべく言わない
いや、言いたくない

悪かったの周りの雑音だった
オーストラリア、ニュージーランド辺りに逃げたら良かった
二人だけ、になり ゆっくり暮らしたかった