こちらの続きです。
ここ二日は全国的な大寒波となり、各地交通機関に影響が出ているとニュースになっていた。
私の住む地域は積雪は大したことはなかったが、前日の電車は遅れに遅れてホームは人で溢れかえっていた。
こんな異常事態の中、凌亮も帰宅するのに時間が掛かったんじゃないかな?
今朝も遅れずに会社に行けたかな?
私のことも…気に掛けてくれたかな?
それとも…。
私は待っていて良いのかな。
もし待たなくても良いと言われても、だからってしばらくは何も変わらないのだけど。
いつか来る凌亮からの連絡を心待ちにして日々過ごしていけば良いのか、もう引きずらないで区切りをつけた方が良いのか。
未来の私に教えてもらいたい。
送れないLINEの代わりに、私は日記に思いの丈を綴った。
昔一方的に連絡を断ったときも1週間とか10日とかじゃなかったっけ。
今日が最後のLINEから10日。
LINE送っちゃおうかなって毎日毎日思ってるよ。
昨日の夜はベッドに入ってなんか凌亮のこと考えちゃって。
生き霊でもいいから会いにきてくれないかな…なんておかしなこと思いながら涙が溢れてきた。
あとどのくらい経ったらこの気持ちが落ち着くのかな。
落ち着いたら、もう凌亮がいなくても生きていけるってことなのかな。
凌亮はもうとっくに私を必要としてないかもしれないね。
そう言ってくれれば、私は未練もなく凌亮から離れるのに。
そんな言葉も、きっと凌亮は言ってくれないよね。
でもこれで終わるなら、始まらなくても良かったのにって思っちゃうよ。
『過去の備忘録』は1週間お休みします。
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