みなさんこんにちは、SHELLYです。昨日に引き続き、Wの悲喜劇「差別される自死遺族」の収録で感じたことを書きます。

 



例えばなんか「これだけ年間に自殺してる人が多いですけどどうですか?」って言われた時にもしかしたら、「自殺ってダメですよね。どれだけの人を傷つけてるかって思ったら。」と答えてしまうとか、なんとなく自殺者を責める風潮があるじゃないですか。

 

で、「自死を選んだ人」を責めるっていうことでなんか勝手に「共通の敵」を作って、自分たちが救われた気になってるけど、それは遺族をものすごく苦しめてるってことに初めて気がつけたので、やっぱり自分がテレビに出る身として、そういう言葉にすごく気をつけなきゃいけないってことに気づけました。

 

もし今後自分の知り合いとかで、「実は家族が亡くなったって言ってたけど自死だったんだよね」っていう人がいた時に、「えっ!」って絶句しないで、「そうだったんだ。大変な思いしたね。」ってすぐに寄り添えるように、なんかこういうことを考える時間もすごく大事だし、生の声が聞けて本当に良かったなって、感謝しかないです。

 

私にも娘が二人いますが、本番中そこに想像がいかないように、全集中力を使いました。もしそっちの感情にスイッチしちゃったら番組ができなくなっちゃうから、そうなんないようになんないようにって。

 

でも本当に思いますよ、こんなに大切に育てて、愛情をかけて、将来のことを想像して、「こんな大人になるのかな」って、「こんな人間になって欲しいな」ってことを思いながら、教育も毎日悩んで、2歳児と4歳児ですけど、そんな時から「変な大人になって欲しくないからちゃんと叱らなきゃ」とか、ちゃんとしつけなきゃってことを日々必死でやって、ちょっとでも身体を丈夫にしたいから良いものを食べさせようとか、毎日そればっかり考えてるのに、中2とかで突然いなくなったらその先の人生どうやって生きるんだろうかとか、「私もいっちゃおう」って気持ち、ものすごくわかりますもん。

 

そういう考えになっちゃうだろうなあっていう、なんか母親としても、どうしたらいいんですかっていうことを聞きたかったんですよね。もし、今のあなただったらどう違う対処をしましたか?って。だから最後に言ってくださってたけど、「こういうシグナルが出たら気をつけてください」っていう…。うちは絶対ない!って思わないようにしよう、って思いました。子供が悩んでるとか、学校で嫌な思いをしてるとかも、ちっちゃいことでもちゃんと真剣に向き合って、「いいんだよ、悲しくて。いいんだよ、辛くて。いいんだよ。無理しなくて。」って寄り添える親にならなきゃなって思いました。

 

#93「差別される自死遺族」

 

【視聴予約はこちら】3月21日(土)21時00分~22時00分

【視聴予約はこちら】3月21日(土)26時00分〜27時00分

【視聴予約はこちら】3月22日(日)23時00分〜24時00分

 

今回のテーマは「差別される自死遺族」。

日本で自死を選ぶ人は年間2万人弱。

大切な人を亡くした上に、自死遺族たちは差別されて苦しんでいる。

子供や親を亡くした遺族たちの悲痛な声。

 

【MC】SHELLY

【リアル経験者】子供や親を自死で亡くした遺族3人

【取材者】田中幸子(一般社団法人「全国自死遺族連絡会」代表理事)、鈴木円香(「ウートピ」編集長)

【ナレーター】北原里英

 

 

見てくださいね。では。