ひとりエッチして何が悪いの？良いじゃん！だって気持ちいんだから！！　ディレクター　松山紀惠

みなさま、明けまして、おめでとうございます。

ディレクターの松山紀惠です。本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、新年一発目の「Wの悲喜劇」。テーマは「オンナのひとりエッチ♡」です。ギリギリを攻めまくり、挑戦しがいのある題材でした。“偏見を無くす”や“普段は人に言えないことを話す”ことを大切にしている当番組にとっては、ピッタリ。制作過程で声をかけられることも多かったです。「なんちゅうテーマをやっているんだ（苦笑）」って顔をこわばらせるわりには、みなさん「本当のところ、女子ってひとりでやってるの？」「頻度は？」「どうやって？」の質問攻め。最初は知らないフリをするけど、やっぱ興味あるんじゃん！前のめり具合と、そうあってはいけないという葛藤が各自に垣間見えて、おもしろかった！

女性同士の間でも、ひとりエッチについて話すのは、まだまだタブー。ガールズトークでセックスについてはよく話題に上がりますが、ひとりエッチの話になると、みんなモゴモゴ。私自身も、このテーマを担当するまでひとりエッチについて知人に話したことなど無く、話すなんてハシタナイ。自分の恥部のもっとも深いエグい部分を晒す感じです。「ひとりエッチが好き・●●が気持ちいい」なんて相当の勇気が必要で、超えられないハードルがあります。隠語で表現したり、遠回しに話したりして「みんなも経験ある？のか…」と空気を読むんですよね（笑）

今回スタジオに集まった女性たちは、みなさん、ひとりエッチの超達人。「ひとりエッチして何が悪いの？」「良いじゃん、気持ちいんだから！誰にだって性欲はあるんだもの」と言われて、スッキリしました。誰にも言えなかった悩みや疑問をぶつけられる相手ができて、嬉しかったです。

番組では、ひとりエッチに使えるオカズ映像やラブグッズも多数登場します。初心者にオススメのファーストバイブなど、達人による安心の解説付き。あまりにも男性器に似ていて放送できないモノも一部あり、世間的にはまだまだタブーだと実感する瞬間でした。グッズは一見、卑猥に見えるかもですが、その特徴や使い方を聞くと、どれも作り手の想いと利用者への優しさが詰まっています。“癒し・満たしてくれる魔法の道具”ですね。まさに【Self Pleasure・セルフプレジャー】！あらゆる見方が変わります。みなさんもぜひ、自分で自分を愛してあげてください◎（セルフプレジャー：ひとりエッチの別称）

今回は「ひとりエッチ」を語る初の試みだったわけですが…世間のタブーに触れて、少しずつでも偏見を取り除くべきだと改めて実感しましたね。Wの悲喜劇がこれからも“話せないことを話せる空間”でありますように。いつか、今以上にひとりエッチをオープンに話す時がくるのかな？好きな食べ物や芸能人について話すように「好きなモノは好き」と言える世の中であって欲しいです。

新年早々、ぶっ飛んだテーマですが、ぜひ見てくださいね。恥ずかしくて誰にも話せず悶々としているそこのあなた！あっけらかんと話す女性たちの姿を見て勇気をもらってください。胸のつっかえがスッキリするかも。どうぞお楽しみに！

＃88「オンナのひとりエッチ♡」