こんにちは、SHELLYです。昨日に引き続き、「ある日突然、犯罪加害者家族になりました。」の収録で感じたことを書きます。

 

 

 林さん(林真須美死刑囚の長男)はお会いしてみるととても冷静な人で、しかも「自分には胸を張って生きていく資格がない」っておっしゃっていたのがとてもショックでした。なんにも悪くない、本当に彼はなんにも悪くないのに。

 

 彼がお母さんのことを信じるっていうのもある意味当然じゃないですか。周りが信じる信じないは別として。彼が無罪を信じてるからといって、お母さんと同じ「箱」に入れちゃうのは大間違いだと思っていて、子供が母親を信じるのは当然だし、周りがどんなに悪く言おうと「お母さんを守る」っていうのは普通のことだと思うので、それで彼を判断するのはやっぱりダメだと思います。

 

 

 家族ぐらいは信じてあげないと犯罪者だって立ち直れないですよね。刑務所に入れることとか罰を与えることのその先というか目標って、やっぱり更生させるってことじゃないですか。社会に戻す、そしてもう悪いことをさせないっていう。なのに罰を与えるっていうことにみんなが変に興奮を覚えるみたいな世の中になってきちゃってて、それこそ大昔の、罪人同士を戦わせてたみたいな、仇討ちみたいな世の中に戻っちゃってるんじゃないの?って。

 

 

 更生させるのが目的のはずなのに、更生をさせない形ができちゃってる、今。一回悪いことをした人は、覚醒剤だって、大麻だって、ひょっとすると不倫だって、ずーっとその十字架を背負って生きていかなければいけないという。「そっから先の幸せは許さん!」みたいな。

 

 それって何か気持ち悪いし、本末転倒というか。なんかともかく「家族というのは叩く対象ではない」というのを改めて打ち出していかなければならないと思いました。

 

#84「ある日突然、犯罪加害者家族になりました。」

【視聴予約はこちら】11月16日(土)21時00分~22時00分

【視聴予約はこちら】11月16日(土)26時00分〜27時00分

【視聴予約はこちら】11月17日(日)23時00分〜24時00分

 

今回のテーマは「ある日突然、犯罪加害者家族になりました。」。

家族の突然の逮捕で生活が激変!

一瞬にして「犯罪加害者家族」になった人々の過酷な体験とは。

林真須美死刑囚の長男が「あの夏からの人生」を語る。

 

【MC】

SHELLY

【リアル経験者】

林さん(林真須美死刑囚長男・「もう、逃げない〜いままで黙っていた家族のこと」著者)

でんどうし

工藤智子(仮名)

【取材者】

田中ひかる(歴史社会学者)

阿部恭子(NPO法人「WorldOpenHeart」理事長)

鈴木円香(「ウートピ」編集長)

【ナレーター】

北原里英

 

 

見てくださいね。では。