いつもWの悲喜劇をご覧いただき誠にありがとうございます!

プロデューサー(オンナのほう)の津田です。

今回は「婚活疲れ女子」!と銘打ちまして・・・

婚活の猛者たちが登場、そしてわれらが光浦靖子さんが、お留守番MCとして参加してくださいました!

 

みなさんは「婚活」しましたか?そろそろわたしもやらなきゃ、と思ったりしていますか?

 

わたしの元同僚に、1年365日のうち、250日以上合コンを自ら企画していた合コン女王がいました。

わたしのようなボケーっとした周囲のオンナたちに、頼もしく檄を飛ばすツワモノで、

そんな彼女が「お前ら気合が足りねーんだよ!」と勝手に申し込んできた「街コン」に強制参加させられたことがあります。

地域で、10軒くらいの飲食店が参加しており、最初のスタート店だけ割り振られていて、

30分後からどんどん10軒の店を移動していくシステム。

開始直後、われわれのテーブルに配属された男性2名が即座にわれわれに言い放ったのは、

「あのさ!お互いもうない(付き合う可能性のことか?)ってわかるから、ソッコーちがうとこ移るけど、

お互いのためにそれでいいよね?」

・・・外見か、年齢か、それともやる気のないオーラがみえみえだったからか?

社交辞令のちょっとした会話すらするのがムダ!という・・・

これが婚活というものか・・・と妙に感心したものです。

しかし・・・あれ?「結婚」て何だっけ?

今回の「婚活疲れ女子」の制作中、わたしの脳内でずっと再生されていた曲があります。

シャーリーンの「愛はかげろうのように」(CHARLENE/I’VE NEVER BEEN TO ME1976)

日本では1986年に椎名恵さんがカバーして、TBS「おんな風林火山」の主題歌となった曲です。

たぶんみなさん一度は聞いたことがあるはずの、メロウな美しいメロディ。

しかし!!あなどるなかれ!歌詞はけっこうショッキングなのであります!!

 

I’ve been to paradise…But I’ve never been to meというのがサビの歌詞です。

 (わたしは天国をみた、でも今でもわたし自身になれたことがないの)

 

この歌の主人公は、欲望に正直に、自由に世界中にいって、青春を謳歌した女性。

そして、日々の生活に不満タラタラで「あ~あ、わたしの人生ってなんて平凡なのお?」と愚痴る主婦に、

「オイコラ、いいからアタイの話をきいてから、もういっぺん文句言ってみ?」と人生の説教をぶちかますのであります。

「天国とか楽園なんてね、ウソよ!(It’a lie!と言い切っております!)本当に大切なのは、あなたが朝に喧嘩

しても夜は一緒に眠る夫、そしてあなたが抱っこする赤ちゃん、それが愛なのよ!」

そして、「 わたしにはそれがわからなかったので、甘い誘惑のほうを選んだけど、

後になって苦い後悔にかわるなんて思ってもいなかったの」

「 自由になるために、こんなに大きな犠牲を払うことになるなんて、

そこまでしてもわたしは未だ、わたし自身になれていないの」と終わるのです。

 

ロマンチックなラブソングかと思いきや、正直重かった(びっくり、笑)

しかしですねー、これはオンナの人生のものすごく大切なことをテーマにしてるんですね。

オンナの「自分探し」というのは、ダブルスタンダードなのが特徴です。

「自立したひとりの人間としての自分」と

「◯◯の妻、◯◯のお母さん、という誰かのために生きる自分」です。

男性の場合は、言わずもがな、「自立したひとりの俺」ファーストであります。

女性の場合は、長年後者のほうがいわゆる「オンナの幸せ」とされてきて、

だから40年前のこの歌でもせつせつと、その幸せの大切さを忘れないように、とつづられています。

そして現在でも、この「オンナの幸せ=結婚、出産→誰かのために生きる自分」のほうが

優先されている女性も多いのではないでしょうか?

さて、では、この説教をされた主婦は、どういう気持ちになったのでしょうか?

「そうね!目の前のオンナの幸せをだいじにしなくっちゃ、それでいいのよね」なんて素直に感じますかねえ?

わたしはけっこう「なにリア充自慢してんだよ!」と思ったんじゃないかなあ?と(笑)

 

オンナの「青い鳥」はしかし、果たして2018年の今もこの「自由」か「愛」かの2択なのか?

現代における「婚活」というのは、この狭間で揺れている現象だと思うんですね。

どちらかを選べば自己矛盾してしまい、どちらもとろうとすると中途半端に思える、そりゃ疲れますよね。

さて・・・光浦靖子さんはですねー、もうそんな2択のラインなどとっくに超えてましたwww

「こっち側においでよー!」という、婚活に疲れた女性たちへの言葉が忘れられません。

所詮死ぬまで「わたし自身がなにか」なんてわかりませんしね。

「オンナの幸せ」なんて絵空事は、まさに「かげろうのように」消え去っていく2018年なのであります。

 

しかし、この邦題「愛はかげろうのように」って、どこからでてきて、なんでそうなったんだろう?(笑)

#42「婚活疲れ女子」

【視聴予約はこちら】4月14日土曜日23時00分~24時00分

【視聴予約はこちら】4月15日日曜日17時00分〜18時00分

【視聴予約はこちら】4月15日日曜日26時00分〜27時00分