みなさんこんにちは。プロデューサー(おっさんのほう)の鎮目博道です。

今回のWの悲喜劇は再放送。(我々は「again」と呼んでいます)

個人的には非常に印象深いテーマのものが再放送になるので、このブログを書こうと思いました。

そのテーマは「毒親」。・・・ものすごく強烈な言葉ですよね。

親が毒のように子供を縛り、その人生に悪影響を与えていく・・・

なんとも恐ろしい事だと思います。

しかもほとんどの毒親は、別に子供を苦しめようと思ってやっているわけではありません。

「子供のために」とか「子供に良かれと思って」とか

「自分ができなかったことを子供にはなんとかさせてやりたい」とか

そんな親の「愛情」が子供たちを苦しめていくのです。

中でもエッセイスト・小島慶子さんの強烈な体験談が僕は印象に残っています。

元TBSのアナウンサーとして、華やかな世界で活躍されていた小島さん。

しかし、その心中はずっとお母さんやお姉さんの呪縛との闘いだったと言います。

 

摂食障害、自殺願望・・・小島さんは「死にたいさん」と表現されていますが

いつも死にたい気持ちを抱えながら、なんとかその気持ちと折り合いをつけ

強く生きていかれていることに非常に感銘を受けます。

さらに他の「毒親のムスメ」経験者の方も強烈な経験を話されています。

「毒親の毒は人を殺せる」というのは・・・なんとも壮絶な言葉だと思いませんか?

 

しかし、よく考えてみれば、誰しもそんな思いをしたことが少しはあるのではないでしょうか。

僕はこのWの悲喜劇を制作していてよく感じるのですが、

様々な問題を抱えていたり、依存症などに苦しめられている女性は

母親との関係で悩んだ経験をお持ちの場合が多いようです。

その中には「毒親」と言える状態の母親をお持ちの方も数多くいました。

 

そして僕自身のことを振り返ってみても、やはりいろいろ

父親との関係で悩んだことがあるなあ、と今になってみれば思います。

(まあ父親は毒親という感じではないので…そんなこと言ったら泣いちゃいそうでかわいそうですけどw)

行きたかった学校に行くのに反対されたり、職業もやはり親の言うことに従って少し夢を諦めたり…

まあきっと父は自分の体験から「良かれ」と思うことを僕に言ったりしたりしたんでしょうけど、

そういったことに僕はやはり影響されて今の自分になっているよなあ、と50歳近くになってまだ思ったりします。

 

僕は男なので、父親の影響が大きかったと思いますが、

女性はきっと母親の影響が大きい人が多いんでしょうね。

だからきっとみなさん、どこかに親の「少し迷惑な愛情」の影響を受けていて、

それが行き過ぎると「毒親と毒親のムスメの関係」になっているんでしょうね。

 

そして、自分に子供ができた時、自分も簡単に毒親になってしまうのかもしれません。

僕も息子がいますから、ひょっとしたら息子から見たら僕は立派な「毒親」かもしれませんしね。

 

いやー、本当に深く考えさせられます。

よろしければ見てみてください。

ひょっとして何かあなたの悩みの原因がわかるきっかけになるかもしれませんよ。

そしてもし、あなたの悩みの解決の手助けができたら、番組制作者としてとても嬉しいです。

サムネイル画像

 

【視聴予約はこちらから】2月17日(土)23時00分~24時00分

【視聴予約はこちらから】2月18日(日)17時00分〜18時00分

それではまた。

 

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