アキレウスはこの戦争の切っ掛けとなった
海の女神テティスとプティア王ペレウスの息子です
ペレウスはアルゴ船の英雄の1人でイケメンでした
テティスはゼウスやポセイドンの求愛を受け入れず
ペレウスとは熱愛だったそうなので
余程のイケメン好きだったのかもしれませんね 苦笑

アキレウスには戦争に行ったら生きては戻れない
という予言があった為に母であるテティスは
あらゆる手段を講じました

まず彼を黄泉の国の川ステュクスに浸しました

この川に浸すと不死身になるのですが
この時にテティスが踵を持っていた為に
彼は唯一 踵が弱点になりました

これがアキレス腱の元ネタです
がそれ以外は鎧よりも強固になりました
更に女装させてスキュロス王リュコメデスの
王女達の中に紛れ込ませました
美しい王女達の中に紛れられるという事は
アキレウスも相当な美しさだったのでしょう
金髪、碧眼、薄い唇で今で言う所の
細マッチョ体型だったようです

アキレウスがスキュロスにいると突き止めた
オデュッセウスとアイトリア王ディオメデスは
行商人に変装して王女達の前に
宝石や香水、織物などを並べ
その中に1本の剣を混ぜていました
それにまんまと引っかかって
アキレウスは剣を手に取ってしまった為に
正体がバレてしまいました
でも王女が剣を取ってもおかしくないような?
これによりアキレウスも
遠征に参加する事になりました

元々 アキレウス本人は

遠征に参加したくないとは思ってなく

喜んで参加したという記述もありました

余談ですがアキレウスは
王女の1人デイダメイアと子作りしていたようで
アキレウスが遠征に出た後に子供が生まれ
ネオプトレモスと名付けられたこの息子は
後にトロイア戦争に参戦し
父アキレウスの仇を討ち捲くりました

遠征に参加する事になってしまった
アキレウスの為に母テティスは
炎と鍛冶の神ヘファイストに
特注の鎧を発注します
出来上がったのは黄金の鎧で
まさに黄金聖闘士のような感じですね 苦笑
更に部下としてミュルミドン人を同行させます

河の神アソポスの娘アイギナに一目惚れして
誘拐したゼウスが彼女をオイノネ島に住まわせ
その島の名をアイギナ島に変えて
そこでゼウスとの息子アイアコスを産みますが
アイギナ島は無人島で元々 人がいなかったので
アイアコスが寂しいと思い
ゼウスはアイギナ島にいた蟻を人に変えました
これがミュルミドン人の成り立ちです
アキレウスの部下になったミュルミドン人は
アイアコスの息子ペレウスが
プティアに一緒に連れて行ったミュルミドン人でした
ミュルミドン人は元々 蟻なので
屈強で力が強く非常にタフな種族でした