モーニング娘。主演の舞台で
大槻ケンヂ氏原作の「ステーシーズ」を
ミュージカル化した演劇です
公演は2012年6月
所謂 ゾンビもの
脚本・作詞・演出は末満健一氏
末満氏はこれを含めハロプロ関連の
舞台6作品を演出され
アンジュルムのラジオドラマの
脚本も書かれています
モーニング娘。主演舞台のリリウムは
彼のTRUMPシリーズの1作品で
このシリーズのファンは
ハロプロ・メンバーにも多くいます
2020年9月に音楽朗読劇として作られた
TRUMPシリーズには
2015年以来 5年振りに
鞘師里保さんが同じリリー役で出演され
話題になりましたね
洞木と砂也子はどうなった？
以下ネタバレありです
冒頭
白いベンチに座る詠子と渋川
渋川に積極的に話しかける詠子
それを迷惑そうにする渋川
渋川は寝たいが人がいると眠れないらしい
が詠子は自分の再殺の権利を上げるから
ゆっくり眠っていいよと言う
それに対し困惑する渋川
そりゃ初めて会った女性に
自分を殺してもいいよとか言われたら
誰だってビックリするし迷惑に思うだろうね
詠子が渋皮に一緒に踊ろう
と言った途端にモー娘。メンバーが
出て来てミルクコーヒーダンスを歌唱
ミュージカルってこのように
唐突に歌い出したりしますよねぇ～ 苦笑
歌が終わって渋川のモノローグ
今起きている事は夢か？現実か？
そして詠子との思い出・・・
響き渡る笑い声
モー娘。メンバー達が再び登場し
ステーシー（ゾンビ）の説明を始める
更に武装した人たちも登場して歌唱
詠子は渋川に自分の事を語った
親友の砂置子が詠子の両親食殺
その為に詠子が砂置子を再殺したと・・・
詠子には家族がいなくなってしまい
その為に渋川に再殺をお願いしたとの事
再殺部隊とモー娘。メンバーが登場し歌唱
これは再殺用の電動ノコギリのCMという設定でした
再殺部隊隊員のたまり場
そこには渋川がいた
昔の思い出として公園で出会った
見ず知らずの少女を再殺したと語る
そこは山奥の元全寮制の女子校らしく
女生徒が集団でステーシー化したとの事で
再殺部隊が派遣され制圧、その後 研究施設となり
再殺部隊が長期滞在していた
中には精神を病んだ隊員もいる
渋川も詠子の幻を見て泣き叫ぶ
第十七ロメロ再殺部隊の隊員で
解剖学者の有田は
研究施設でステーシー達を調べていた
ステーシー達に歌唱をさせていて
周囲の隊員からは奇異な目で見られていた
歌唱といっても唸り声しか出せないので
実際にはとても歌といえる代物では無いからだ
有田はその後、ナイフや電動ノコギリで
ステーシー達を切る
ステーシーは16分割しないと死なない
だから有田は切って切って切り捲った
が1人のステーシーが立ち上がる
それはかつて有田が再殺した有田の妹モモだった
有田の前に立つモモは泣いているようだった
有田は目の前で起きている事が信じられず
必死に否定してモモを切ろうとする
がモモはそれに対して身構えた
それを見て有田は手を止める
モモは頷きで有田と会話した
有田は自分がおかしくなったのか？と思う
有田とモモの手が触れ合う
その前にモモが崩れる
隊長の卒川が銃殺したのだった
がモモはまだ生きていて他の場所に連れて行かれた
その場に残された有田と卒川
どうやら卒川は同性愛者で
有田に好意を持っているらしい
が普段は他の隊員の手前 隠しているようだ
10年前 卒川の妹、利江香が発病後、2時間で死亡
が半日後にステーシー化して
葬式の準備中の家族がいない間に家を抜け出し
近所の公園にいた子供達を殺害した
それを見つけた卒川は妹を殴り続け
やがて来た自衛隊に妹は殺害された
そのくらいの時期からステーシー化が始まったらしい
有田の回想
両親が亡くなり妹のモモと2人暮らし
面倒見の良い妹
14歳の誕生日前に発病し
ステーシー化してしまった
突然、無線が入り
首都圏でステーシーの大量発生で
再殺部隊の本隊が全滅したとの事
施設でも倉庫番がステーシー達を解放してしまう
倉庫番はステーシー達に襲われ死亡
ステーシー達を銃撃する再殺部隊
そこにいる有田の前にモモが現れ
有田に「ありがとう」と言う
ありえない事態に固まる再殺部隊
最初は片言だった言葉も
次第に流暢に変わっていく
有田はモモに許しを請い
モモは有田を許し、そして噛み付き
その後、モモは渋川に再殺された
渋川の回想
渋川と共にいる詠子
徐々にステーシー化の症状が現れる
渋川は詠子を再殺すると約束し
約束通り詠子を再殺した後に
それを忘れる為に再殺部隊に入った
が忘れる事は出来なかった
ドリューの話
彼氏と心中した親友に対して暴言を吐く
彼女は違法で再殺を代行していた
父親から頼まれて恋人の洞木と逃亡中の
砂也子を再殺に来た
洞木はドリューを説得して
逃して貰おうと思う
があくまでも仕事だと言うドリュー
それでも少しずつ洞木に靡いていく
そんな時に再殺部隊が来る
洞木は身を呈して庇い
ドリューに砂也子を連れて逃げてくれと頼む
が再殺部隊に包囲される
その時、砂也子が言葉を発した
おののく再殺部隊
以降、モノローグで事の顛末が語られる
ドリューが砂也子を庇って
能力で再殺部隊を壊滅に追い込むも
生き残りの再殺部隊に殺害された
洞木と砂也子は逃亡し、まだ発見されていない
モモから広まったステーシーの言語発声と
ドリューの能力を危険視して
発病した時点での再殺が実行されるようになる
ステーシー化を待つ少女達が暮らすホスピス
がこの施設の少女達に対し抹殺命令が下される
玉代はホスピスにいる少女の1人で
ドリューの親友だった
彼女は先生とドリューの事を話していた
そこに七緒、領子、静美、美伊が来て
来訪者が来た事を告げる
そこに洞木と砂也子がやって来た
洞木は先生にドリューの形見を渡し
ドリューが自分達を助けて再殺された事を告げた
そこにドリューの霊が現れる
ドリューは死ぬのが怖くなってホスピスを脱走したと言う
ドリューは続けて自分を再殺してくれる人を
お金で買うつもりだったと話した
先生はお父さんみたいな存在だったから
先生には再殺されたくなかったと
更に好きな人が出来たけど
その人には大切な彼女がいたからダメだったと
ドリューは洞木に再殺されたかったと言った
そして洞木と砂也子に人とステーシーの未来を託した
ドリューが友達としてモモと詠子を紹介する
そこに再殺部隊が突入して来る
止めに入る先生が銃殺されてしまう
洞木は少女達に逃げろと言い
自分も砂也子を連れて逃げ出した
部隊には渋川もいて再び詠子と巡り合った
渋川は何度も詠子を射殺するが詠子は死なない
詠子はステーシーは二度死ぬけど
三度目は死なないと告げる
渋川は詠子との出会いを呪う
詠子は渋川の心に傷を付けて去った
渋川と詠子の死闘
これはいつの時系列なのか？
渋川は詠子を電動ノコギリで切り刻み
その場で泣き崩れた
立ち上がり渋川に「ありがとう 大好きだよ」
と言う詠子、そして消えた
最後はステーシー達の
不気味な笑い声が響き渡って終わった
「登場人物」
詠子：田中れいな
ステーシー化を間近に控えた詠子は
公園のベンチで見かけた渋川を気に入って
自分を再殺する権利を無理矢理与える
渋川：河相我聞
中年男性
恋人・詠子の再殺を行った後、
ロメロ再殺部隊に入隊した
砂置子／領子、ホスピスの患者／やまふじちかこ：鈴木香音
詠子の親友
親友である詠子の両親を食べて
詠子に再殺される
有田約使：山本匠馬
解剖学者で第十七ロメロ再殺部隊隊員
モモ：鞘師里保
有田の妹
渋川に再殺される
卒川隊長：山浦徹
第十七ロメロ再殺部隊隊長／公園のオカマステーシー
利江香／静美、ホスピスの患者／新谷元子：譜久村聖
卒川の妹
公園で近所の子供を食い殺し、
兄の卒川が再殺しようとするが殺しきれず
再殺部隊によって再殺される
ドリュー：工藤遥
超能力少女
本名は明音公恵であだ名はハム恵
人間を爆殺する能力を身につけて脱走
自分を再殺してくれる男を買うため
違法再殺代行業者となり
宮稲高子、新谷元子、海野陽子、
やまふじちかこを再殺している
洞木祐助：白又敦
高校生
砂也子の同級生で恋人
東野砂也子：石田亜佑美
洞木の恋人
隠し子で彼女の父親から公恵が再殺を依頼される
が恋人である洞木が彼女を守り、
覚醒した砂也子と共に
人とステーシーが共存する世界を作るために逃げる
玉代／宮稲高子：生田衣梨奈
ホスピスの患者、ドリューの親友
ドリューに再殺された
ミキヨ／美伊／海野陽子：飯窪春菜
ホスピスの患者
七緒：佐藤優樹
ホスピスの患者
小此木先生／公園のオカマステーシー：赤星マサノリ
ホスピスの医師
柳沢／公園の詩人：真心
第十七ロメロ再殺部隊隊員
松井：菊池祐太
第十七ロメロ再殺部隊隊員／通販番組司会
雪住：郷志郎
第十七ロメロ再殺部隊隊員
小杉／倉庫番：キムユス
第十七ロメロ再殺部隊隊員
録山：椎名茸ノ介
第十七ロメロ再殺部隊隊員