韓国のXK-2、日本・陸上自衛隊のTK-Xと


次期主力戦車の試作車輌が登場したので


今回は米陸軍の次期主力戦車


MCS(戦闘車システム)について書きます


MCSはFCS(将来戦闘システム)の中のひとつで


他にもICV歩兵戦闘車(22t、30mm砲、歩兵9名)、


NLOS-C自走砲(38口径155mm榴弾砲)、


NLOS-M自走迫撃砲(120mm迫撃砲)、


NLOS-LS発射システム(60連装VLS)、


RSV偵察監視車(斥候兵5~6名)、


C2V指揮統制車、


FRMV回収整備車、


さらに無人車輌


ARV-A(L)戦闘ロボット車、


ARV-RSTA偵察ロボット車、


MULE輸送ロボット車、


MULE対地雷ロボット車、


で構成されています


ちなみに米海兵隊にもLAVシリーズの後継計画として


MEFFV(MAGTF遠征用戦闘車輌ファミリー


(MAGTF:海兵空陸任務部隊))という計画があって


10t級、20t級、30t級のベース車体があり、


12種類の派生型を予定している


FCSはC-17輸送機に3輌搭載するので


1輌あたり最大24tまでとなっている


その為に基本装甲はチタン装甲材


その上にポリマー複合材と防弾アルミ、


セラミックが組み合わされているだけ


追加のモジュラー式装甲を付けても


耐弾は30mm機関砲弾程度で滑腔砲弾は当然


ロケット弾でさえ防御不可能です


米軍は重量の増加する装甲防御を止めて


アクティブ防御システム(APS)を


防御のメインとする事にしたようです


APSとはレーダーにより脅威弾頭を捕捉すると


即座に擲弾を発射して脅威弾頭を迎撃すると言うもの


映像で見るとまるで車体の周囲に


バリアでもあるかのように思えるくらいです


ただし 僕が見たのはミサイルや


ロケット弾を迎撃している映像であり


これが秒速1200mを超える高速徹甲弾にも


通用するのか?は不明です


対戦車戦の場合はそれが出来なければ


意味無いですからねぇ~


攻撃力は軽量化された44口径120mm滑腔砲


ただ40t級のTK-Xでさえ同砲の発射時の


反動を抑えるのにアクティブ・サスペンションを


導入したくらいですからMCSがどこまで


反動に耐えられるのか?が心配です


砲弾は中射程誘導型の徹甲弾と榴弾


徹甲弾はミリ波レーダー・シーカーと


セミアクティブ・レーザー誘導式


榴弾は赤外線画像シーカーと


セミアクティブ・レーザー・シーカー誘導式


有効射程2~12Kmの撃ちっ放し式で


現代の戦車の交戦距離である約2Kmを超えています


多分 この戦車は戦車に対して常に


相手のアウトレンジから攻撃するような作戦を


取るのではないでしょうか?


逆に言えば接近されたらされただけ


撃破される可能性が増えるという事ですね


相手に対して常に位置的優位を保つ為に


優秀なC4Iを装備するようです


装備した複合センサーや潜望鏡に加え


人工衛星や無人偵察機、他の車輌など


全ての友軍とデータリンクし、情報を共有する


それらをディスプレイに3D表示して


目標を選定して攻撃する・・・


かなりテレビゲームに近くなりそうですね


乗員は従来のように砲塔には乗らずに


全員 車体に乗車


ハッチを開いて外を見るような事はせずに


周囲5面の多機能ディスプレイと予備ディスプレイ


のみを見て全てを把握する


乗員は操縦手と車長兼砲手の2名


フロント配置のエンジンは直列5気筒ディーゼル


696馬力で全電気式ハイブリッド駆動


砲塔もゴム製履帯もモーターで駆動している


一見すると未来的とも思えるが


よくよく細部を見ると現用最新技術の集合体なトコは


TK-Xによく似ていますね


けど どっちかって言ったら僕はTK-Xに乗ります


MCSはどうも「穴」が多そうで不安がありますね