80日間『西部を駆けろ』再々々…鑑賞 | むくむくのブログ

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好きな映画・海外ドラマを時々つぶやきます。一度はまったら何度も同じ話してます。流行りものには疎い。嵐さん松本潤さんが好きです。


AmazonプライムとNetflixのチェックリストばかりが増えていく中、テナントさんの作品『80日間』をまたまた観ました。

https://ameblo.jp/wme0830jm/entry-12771565367.html




第6話無人島で心の垣根を越えた三人。



中でもパスパルトゥーとアビゲイルには仄かな想いが育っています。




主人公のフォッグ卿が絶妙なタイミングのお邪魔虫しているので育ちきってはいません。デリケートな時期です。フォッグ卿はさっぱり気づいてませんでしたが。

筋書きは前回書いた通り。
改めて、フォッグ卿の二人の友人が対照的に描かれているのにも注目できました。


アビゲイルの父の新聞王フォーテスキュー。
フォッグ卿一行が海の藻屑と消えたときいて生きる気力を失ってしまってました。

西部の町からのアビゲイルの電報でみんな生きていると知って、活力を取り戻しました。



もうひとりの友人ベラミー。
フォーテスキューと同時期にフォッグと友人になり、今回の旅を賭けに持っていった男。

実情は大きな借金を抱えており、フォッグ卿の性格なら絶対途中で音を上げるだろうと踏んで賭け金を釣り上げ、フォッグ卿のコンプレックスを逆なでして煽りました。
ところが意外にうまくいっている様子に焦って人を雇って邪魔をさせます。





あくまでも旅の失敗が目的で、フォッグを危険にさらすほどの気持ちはありません。
訃報では動揺し罪の意識も覚えてました。



その反面、フォッグの死で賭け金が自分の物になる安堵も覚えてました。
フォッグの遺産の整理をさせようとする様子は浅ましさが透けてます。
↑この時点で罪の意識は自己保身にかき消されてます。もう金を早く手に入れることしか頭にありません。

それが生きていたとなったら。


悪意が殺意に変わっていくのがよくわかりました。
歓喜するフォーテスキューとは対象的。


どちらの俳優さんも素晴らしいです!!
フォーテスキューの人も、生きる気力を失う様子・無事を知って喜ぶ様子、観ている方は真相を知ってるのにもらい泣きしました。




また、ベラミーの浅ましさはフォッグの高潔さとも対比になってます。
フォッグは、ベラミーから見下されていると認めたくなくて向けられる蔑視から目をそらしてました。ベラミーの傲慢さを認めると自分が劣っていると認めることにもなるので。
無人島で、フォッグはベラミーとの〝友情〟よりパスパルトゥーの言葉を信じます。
それでも、ベラミーが自分に危害を加えようとしていたとは思いません。
甘いです。
でもその甘さはフォッグ自身がベラミーのような行動をとることを考えもしていないからです。


次の回はハッピーハッピーな最終回です。





ただ、次はテナントさんの奈落を観るつもりです。



『インサイド・マン』Netflixです。

誤解を誤魔化そうと中途半端な嘘を重ねて地獄ヘ真っ逆さまにすべり落ちていく牧師役です。



被害者が一番憎たらしい作品は、これ以上ないかも。
最終回の凄まじさをたっぷり堪能します。
途中経過の辛さも捨てがたいですが、80日間のおかげで気分が🆙したとはいえ全話耐えきる自信はまだないです。





ヴィジュアルがどストライク。



奥さまに尻に敷かれているところも。


写真・記事お借りします。