税務調査官には様々な肩書がついていますが、
今回は特別調査官(以下特官)のお話です。
タイトルにもある通り、特官は大きく2種類います。
1つ目は、最後に税務署長や副署長にはなることなく、
最終キャリアが特官だという特官。
2つ目は、調査バリバリで、これから出世していく若手の特官。
若手の特官というのは大体年齢的には40代で、
これがかなりバリバリの特官です。
同じ「特官」でも、どちらかというと50代後半の特官の人というのは
比較的個性的な人が多いです。
もし、税務署の中でマネジメントが出来て、
人間関係がうまくいっていれば、だいたい署長・副署長になります。
ならないということは、逆説的に言うとかなり個性的な方が多いので、
その方はその方で税務調査で揉めたりすることもあります。
若手のバリバリの特官の場合はすごく優秀なので、
例えば、クロの部分を隠したとしても見つかる可能性が高いです。
一方で、見切りもすごく早いので、
きちっとした交渉できちっとした責任立証していければ、
むしろこちらの方がやりやすかったりします。
もし税務調査が入って担当官が特官を名乗ってきたら、
この特官は1つ目か2つ目か、
最終歴の特官なのか、これからバリバリ活躍する特官なのかを
見極めて対策・対応する必要があります。