特別調査官には2種類ある! | 税務調査110番!!肉体派税理士・渡邊勝也の税務調査対策blog

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渡邊勝也(税理士・税務訴訟補佐人)が、税務調査を前提とした税務調査対策の情報を更新中

税務調査官には様々な肩書がついていますが、

今回は特別調査官(以下特官)のお話です。

タイトルにもある通り、特官は大きく2種類います。

 

1つ目は、最後に税務署長や副署長にはなることなく、

最終キャリアが特官だという特官。

2つ目は、調査バリバリで、これから出世していく若手の特官。

 

若手の特官というのは大体年齢的には40代で、

これがかなりバリバリの特官です。

 

同じ「特官」でも、どちらかというと50代後半の特官の人というのは

比較的個性的な人が多いです。

 

もし、税務署の中でマネジメントが出来て、

人間関係がうまくいっていれば、だいたい署長・副署長になります。

 

ならないということは、逆説的に言うとかなり個性的な方が多いので、

その方はその方で税務調査で揉めたりすることもあります。

 

若手のバリバリの特官の場合はすごく優秀なので、

例えば、クロの部分を隠したとしても見つかる可能性が高いです。

 

一方で、見切りもすごく早いので、

きちっとした交渉できちっとした責任立証していければ、

むしろこちらの方がやりやすかったりします。

 

もし税務調査が入って担当官が特官を名乗ってきたら、

この特官は1つ目か2つ目か、

最終歴の特官なのか、これからバリバリ活躍する特官なのかを

見極めて対策・対応する必要があります。