マルサvs脱税者 | 税務調査110番!!肉体派税理士・渡邊勝也の税務調査対策blog

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渡邊勝也(税理士・税務訴訟補佐人)が、税務調査を前提とした税務調査対策の情報を更新中

こんばんは、査察・税務調査110番所長の渡邊勝也です。
無事、9月申告が終わり、税務調査で東京への移動日でした。
最近は、増差差額が1億円を超えていなくても、査察調査も視野に入れるようにしています。

査察部(マルサ)が平成25年度に処理した案件は185件に上り、そのうち告発分は118件となりました。
(告発率63.8%)

金額にすると1173100万円、一件あたり9900万円。
告発事案1件当たりの脱税額が1億円を下回るのは
35年ぶりで、リーマンショックの影響で会社や個人の利益が少なくなったことが原因の一つと考えられます。

業種別にみると「クラブ・バー」が12件と最悪で、「不動産」「建設業」などが続いています。

本棚に並んでいる本に見せかけた木箱の中、ベッドのマットレスの下やクローゼットに仕舞われたバッグの中など、現金の隠し場所は実にさまざまです。

マルサと脱税者の闘いは、きっと永遠なのでしょうね。