我が自宅がある街の駅は1日あたりの乗降客は約27.000人。
その駅の真ん前、1等地に小さな煙草屋さんがある。
この御時世だ。煙草は売れない。
売れないが、自販機ではTASPOが無いと買えないのと、この駅の周辺には大手のコンビニがバカみたいな数の店舗を出しているのに、なぜか煙草を扱わないので一定の利用客がいるのだと言う。
この煙草屋さんはおかみさんが一人でやりくりしている。
おかみさんは実に矍鑠としている。
曲がった事は大嫌いな性分だ。
駅前に某政党の候補者が定期的に来る。
政党の名は出さぬ。
すっからかん…
鳩サブレ…
あとはお察しくだされ…
その連中や社会党崩れがやって来ると店の窓を締める。
挨拶に来ると営業中でもシャッターまで締める徹底ようである。
おかみ曰く「国を売る者に加担などしたら、あの世に行って村八分になる」と。
実に気丈な憂国女史だ。
夜はきままな営業で、まちまちな時間に閉店するが、私が帰宅するために目の前を通過する時間までは開いていることが多く、余程のことが無ければ声をかけるか、手を振って通ることにしている。
ある日、通過するのに目が合い、立ち話をした。
憂国女史である。
真っ先に赤い旗の国の暴挙の話をされた。
言えることと言えぬことがある…と前置きした上で、日本がおかれている立場や可能性がきわめて高い行く末を話した。
おかみは言う。
「おばちゃんに出来ることはないのかね?力になれないのかね?」と。
続けてこう言った。
「たまに見かける募集の看板はどこでもらえるの?貼って応援するよ!」
こりゃありがたいこと。
地方協力本部に連絡し、広報官に来るように手配をした。
先日、お店の外にある自販機の側面に早速貼っていただいた。
ありがとね。おばちゃん。
我々を信じて後ろから支えてくれようとするその気持ちがとても嬉しい。
どんなに心強いことか。
今年は3年に1度の観艦式。私に会いに来てね。
話は変わるが年末のこと。
ディアゴスティーニが隔週で発刊している「自衛隊モデル・コレクション」
12月に海自の固定翼哨戒機P-3Cが発売されました。
私もなうにてお知らせをしましたが、ファンの方がかなり購入して下さったようで、書店に並んでいたのもすぐに売れたそうで…
そんな中、海自のファンの方から複数のP-3Cのモデルが手元に届きました。
全てにサインを入れて欲しいとのこと。
航空祭でグッズを売るのに御希望される方に書かせていただくこともありますが滅多にないこと。
せっかくですから、喜んで書かせていただき送らせていただきました。
ならず者に攻め入られたらどうする…
鍛え、備え堅め、それも抑止力にする。
これが国防。
国防と戦争を同じとする無知が多い中、真剣に国を憂い、我々を支えて下さる方々がいます。
本当にありがたいことです。
皆様からの負託にきちんと応える。
歩みを止めずに邁進致します。
お読みいただきありがとうございました。