弁慶濠での晴れの門出 | 崖っぷち十番勝負

崖っぷち十番勝負

日々新又日新(ひびあらたにして、またひびにあらたなり)
我以外皆我師也(われいがいみなわがしなり)

 
赤坂見附。




日本の政治の舞台「永田町」に程近く、実に華やかな街である。

見附と言うぐらいであるから、かつては江戸城への進入を監視する36の見附(門)のうちの1つがあったわけだが、山王から溜池にかけて埋め立てられた外濠の残りが今も赤坂見附の西側に「弁慶濠」として残っている。

今日はその弁慶濠の畔にあるニューオータニでいとこが結婚式を執り行うことになり出かけてきた。

カメラ係を仰せつかり、撮って撮って撮りまくり、結局474枚を写した。
撮ると言うことは何を犠牲にするか…


食事を犠牲にするのである。


正しくは食べた
食べたのだが飲むように流し込んだのだ。



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まことに残念だが、お料理の味は思い出せない。



流し込むウーロン茶の味ばかり覚えている。



さすがはニューオータニだ。


ウーロン茶を飲み干して料理を流し込む→撮影に立ち上がり歩く→また戻る
すると新しいウーロン茶がまた置いてあるのだ。


また座って食べて出て行く、そして戻ればウーロン茶が…




係の人は私の戻りを計算して、それに合わせていてくれたのだ。






都内にはホテルが数々あれど、細かい気遣いをしてくれるホテルはそれほど多くない。

ニューオータニの凄さを垣間見た気がした。




ちなみに司会は元NHKの女子アナだった方であったが、私も仕事の上での面識が過去にあったのでビックリされていた。




本当に世の中は狭い。










ちなみにニューオータニクラスなら相当のご予算が掛かったと思う。





結婚にドーンと使うか…またはその後の生活を考慮し、ごく簡素な内々だけの式にした上で生活を充実させるか?

それはその人の考え次第であるが、私には似合わない華やかさだなと

帰り道に溜池から六本木通りへ車を走らせながら考えていた。





結婚式は質素で程よいのが一番じゃないでしょうか?





いずれにせよ、今度またニューオータニでの式に列席する時は

カメラだけはお断りしたいと誓うのでした。





ゆっくり味わいたいもんね。