あらためまして
あけましておめでとうございます。
旧年中と変わらぬ御愛顧を賜りますれば幸いに存じます。
不肖・Akkeyをどうぞよろしくお願い致します。
元旦の1日を皆様は如何お過ごしでございましたでしょうか?
わたくしは御節もそこそこに並べて食べつつも、1人で食べても美味くはないですよね。
元々飽きっぽい性格。昼には早くもギブアップしました。
そのあとはまるで廃人が如く寝てばっかり
どこにも行かずに転がっていました。
生き物の世は残酷です。
寝ていてもお腹が減る。
どうしよっかなぁ…などと鼻歌を歌っていると新聞の折り込み広告が。
最近のスーパーは元旦もバッチリ営業なんですよね。
近所には24時間営業の大型店舗もあるのですが
元旦に買い出しに行けるのは実にありがたいことです。
さっそくフライトジャケットを羽織って出かけてまいりました。
正月なのに品揃えもしっかりしていますし、凄い時代になったものです。
さっそくエネルギー補給に豚肉を買い、竜田揚げを作りました。
で、栄養補給をしたところでまたゴロゴロ。
もはや生きる屍。存在価値ゼロです。
ああこのままじゃいかんなと新聞を見ると明日は箱根駅伝。
しかし我が母校の法政、またの名はアホウ政、もう一つオマケに市ヶ谷体育大学は何と予選落ち
運動以外に出来ない大学なのに予選落ち
何の楽しみもありません。
更に新聞を見ると夕方からはテレ東恒例のダラダラするだけの時代劇
キャスティングを見ただけでゲップ。
太田胃酸かパンシロンか、それでもダメならガスター10か
オエーッとなったために辞退、高校時代の恩師やお世話になった皆さんに近況報告をしに行くことにしました。
テレ東は東京12チャンネル時代からそう。
要らん事をせずに競馬とゴルフと釣り番組だけやってろ。
おんなこどもじゃなく、オッサン相手にしていればよろしい。
オッサンはブームに飛びついたりせずに実に従順なのだから。
昔は良かったんですけどね。
明日放送の新春時代劇風学芸会のオカマチャンバラの枠は大型ドラマ枠でした。
その記念すべき第一回放送は今から28年前の1983年
ドラマは「海にかける虹・山本五十六と日本海軍」
阿川弘之先生の「軍艦長門の生涯」を原作にした作品を放送したのです。
今でこそ放送時間は短かくなりましたが、当時はなんと6部制で計12時間の放送でした。
わたくしは当時まだ10歳。
お昼からテレビの前に座り、祖父と一緒に深夜0時までかぶりついて観ていた記憶があります。
ご紹介しますとね…
第1部 「日本海大海戦の激闘」
第2部 「宿命に揺れる初恋」
第3部 「決死の霞ヶ浦航空隊」
第4部 「日米開戦前夜」
第5部 「怒濤の連合艦隊」
第6部 「長官機」撃墜の謎・戦艦大和の出撃」
各部2時間の計12時間。
主役の山本五十六には頭を丸めた古谷一行。
山本元帥と海兵の同期だった堀悌吉には新克利。
その他、南雲忠一役に金子信雄。
近衛文麿役は高橋昌也。
そして秀逸だったのは井上成美役を演じた仲谷昇さんです。
偏屈なほどリベラルな海軍士官であり孤高の天才である井上を見事に演じきりました。
仲谷さんと聞いても判らない方は、私の年代ならば「カノッサの屈辱」で「やあ皆さん。私の研究室へようこそ」と言っていたおじさんと言えば判るかと思います。
どうせ作るのならこう言う番組を作れと声を大にして言いたいです。
大人になってこの番組がCSで放送される事になりましてね。
子供の頃の感動が、この世界に身を投じたきっかけにもなった訳ですが
改めて観たらやはり素晴らしい作品でした。
どうせなら素人時代劇なんかより、海にかける虹を再放送してもらいたい。
東京タワーの下にある蝋人形みたいなのが出てくる時代劇なんて観たかないよ。
いかにも腕力の無さそうな、顎がシュっとしてて、巨人にいた駒田の三振みたいに刀を振る度に一緒に回転するような演者は見たくない。
残念ですね。カメラワークに助けられなきゃ魅せれない俳優って。