病院から実家に戻り、母は泣きながら『情けない』と繰り返した。
そのうち父が戻り、母が事情を話す。
父も怒り狂った。
「男の元に戻るなら、二度とこの家の敷地をまたぐな。お前なんて勘当する!!」
私を過保護に育て、かわいいかわいいという思いを丸出しにしてきた父からも見放された。
出て行けと言われ、泣きながら先輩に迎えに来て欲しいと連絡をした。
実家の前に着いた先輩は、家の中へ入る事も無かった。
当たり前だが両親も出てこない。
その時はただただ先輩の元へ戻る事しか頭になかった。
両親を裏切ってしまったことより、先輩の元へ戻ることの方が優先となっていた。
マンションへ戻り、私は先輩に抱かれた。
不安だったお互いの心を埋めるかのようなSEXだった。
途中、両親の顔が浮かび、涙が出てきた。
泣いている私に先輩が気付いた。
「ゴメン・・・辛いよな」
そう言って先輩は私の頭を撫でた。