両親から勘当され、またまた不安な毎日が始まった。
相変わらずお金は無かったが、それでも先輩を失う恐怖からは解放された。
でも、両親の事を考えると、私はなんて親不孝なんだろう・・・何度も悔いた。
母に、ごめんなさいという気持ちをメールにして送ったが、返信もなかった。
そんな中、母の妹に当たる叔母から私に連絡が入った。
事の詳細を母から聞き、妊娠中の私の身を案じ、心配して連絡をしてくれた。
叔母は、まず私と先輩に会ってきちんと話を聞きたい、そして先輩と私の両親を再び繋ぐ事は無理だとしても、せめて私が両親ときちんと元通りになれるように間に入ると言ってくれた。
私のしたことは両親を悲しませた事だが、でも私の人生だからそれを応援するのも親の役目でもある、そう叔母は言った。
初めての出産で親に頼れる、頼れないの違いが大きい事は叔母自身でも分かっているから、と本当に私の身になって寄り添ってくれた。
そして初めて叔母が私のマンションへ来てくれた。
先輩と軽く挨拶を交わし、事の経緯などを順を追って説明した。
話を聞いた叔母は、先輩に説教をしてくれた。
先輩が私に言い放った「お前も働け」の一言、それは妊娠中に言う言葉ではない。
これから家庭を持って、嫁子供の人生に責任を持つという事をきちんと考えなくてはいけない。
そう言われた先輩も素直に話を聞いてくれた。
そして私たちがこれから夫婦として互いに大人になり、思いやり、支え合いなさいと言った。