どうにかバタバタと色々あった中、無事入籍を済ませ、やがて私は妊娠後期になった。
(ここからは結婚生活なので先輩→旦那に変えます)
季節は蒸し暑い梅雨の時期で、お腹も大きくなり、どこから見ても妊婦だった。
ただでさえ暑い。
なのに妊婦というだけで常に動くのもしんどくなってきた。
ある日、近くのスーパーで先輩と買い物をしていた時の出来事です。
その日も蒸し暑い日で、外は雨だった。
妊娠後期になってから、私の足は常に浮腫みでパンパンだった。
安全を考えてせっかく母が買ってくれたスニーカーも浮腫みのせいで入らないので、仕方なくいつもスリッパを履いて出かける毎日だった。
店内をゆっくり歩いていると、雨のせいでお店の床が濡れており、その上スリッパだった私は豪快に滑って転んだ。
滑った瞬間、『きゃああ』と大きな声をあげてしまい、前を歩いていた先輩はビックリしながらもすぐに駆け寄ってきてくれた。
店員さんも私が妊婦だとすぐに分かったので、駆け寄って声をかけてくれた。
先輩がすぐに手を引っ張り起こしてくれ、特に怪我やお腹を打ったこともなかったので、周りにすみません、ありがとうございますとお礼を言い、その場を去った。
その瞬間
「お前何やってんだよ、妊婦じゃなかったら放っておくとこだったわ、恥ずかしいな」
先輩の口から出たこの一言に私はショックを受けた。
ショックで言葉が出ない。
ゴメン・・・と一言絞り出すことで精いっぱいだった。