おはようございます。
ワークライフバランス東海の吉岡規子(社会保険労務士)です。
介護と無縁の時は、まったく興味がなかった介護用品等です。
どこに行ったらわかるのだろう、5年前に見つけたのが、
大阪南港(大阪市住之江区)にあるATCエイジレスセンターでした。
日本最大規模の介護・福祉・健康関連の常設展示場で、
平成8年頃に作られたとお聴きしています。
超高齢社会の日本を見据えたら、
日本のあちらこちらにエイジレスセンターが欲しいです。
見学コースを依頼しました。約1時間30分かかります。
まずは車いすコーナーです。
私の父は足が不自由なので車いすを使います。
歩けなくても、“道具”を使うことで“移動”することはできます。
“技術”とは被介護者の不足を補うことができるのです。
老いていても男性。
車いすを押す私(女)より体重があるため、坂道を登る時は一苦労。
車いすにも色々あって、力が無い女性が押しやすい車いすもありました。
“技術”とは介護者の不足を補うことができるのです。
また住宅をイメージした場所では、
私は車いすに乗りながら、
家の廊下を進んだり、ドアの開け閉め、洗面の利用等を体験します。
廊下の幅やドアが前後に開くのか左右に開くのか、
小さな気づきがたくさんたくさんありのです。
案内人の方が、ここで多くの人が体験すると、
もっと優しい人達が増えるのではないか…とおっしゃっていました。
腕や足におもりを付けたり、イエローセロファンがついた眼鏡をかけると、
私の身体に負荷がかかり、歩く感覚や見えている世界が変わります。
老いていくとは辛いものです。
当たり前だったことの“当たり前”のルールが変わることを、
私達子世代が理解してあげなければなりません。
“技術”の発展は、人生(または生活)の質QOL(Quality of life)を豊かにすることに繋がります。
“技術”に使う人の『愛』がなければ、
それに対する満足度や幸福感、生きがいなどの精神面は豊かになりませんが、
便利な物がこの世に存在することを知らなくて、
負担に感じたり、イライラするのは残念なことです。
私の夢は、というか今年中に実現したいことの一つ。
これは、仕事と介護の両立支援セミナーで知り合った方にお声がけして、
『ATCエイジレスセンター見学ツアー』をすることです!
有言実行します(^^)
文責:吉岡 規子
(一社)ワークライフバランス東海 理事
特定社会保険労務士・ワークライフバランスコンサルタント
仕事と介護の両立支援に関する講師・アドバイザー
仕事と介護の両立8年め