出張先の山口県のホテルで朝食のあとロビーで中國新聞をペラペラ。
不登校、ひきこもり状態のまま中学を卒業した息子と、小学校で教諭として毎日児童と接している父親のことがコラムにありました。
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息子は父親を拒絶し、自室のドアに「話しかけるな、殺す」と。
ある日、その張り紙は「話しかけたら、おれは死ぬぞ」に言葉をかえた。
父親は「クラスの子の心は分かるが、我が子の心はつかめない」と。
父親は意を決して、息子と話そうと、彼の部屋のドアをノックしてから「お父さんがそんなに信用できないか」とドキドキしながら尋ねたところ、彼の反応は意外なものだった。
「信用するもなにも、まだそんなに付き合っていないじゃないか」
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自分との距離を縮めようと努力している父親をいたわった息子の言葉だとコメントされていましたが、わたしもそう思いました。
この言葉で父親は「大切なもの」が何であるかに気づいたと思います。
その時々に、一番大切にしなければいけないもの(こと)を冷静に俯瞰して判断ができないと、最も身近なもの犠牲にして甘えてしまうのだろうと思います。
さて、家族へのお土産は何にしようか…