中高年限定居酒屋が大人気
2010年10月1日 読売新聞
シニア限定居酒屋が人気
口コミで会員200人超 仙台のNPO運営
会社も子育ても卒業した「おじさん」「おばさん」たちが、思い出話やうわさ話に花を咲かせる居酒屋が、仙台駅東口から徒歩5分ほどのビルにある。全国的にも珍しい、客を50歳以上のシニア世代に絞った会員制の店だ。5月の開店以来、アットホームな雰囲気や素朴な家庭料理が口コミで広がり、会員が200人を超える人気となっている。
店の名前は「井戸端会議」。平日の午後5時になると、ぞくぞくとおじさんたちが集まって来る。
会員の一人が慣れた手つきではしやおしぼりを並べる。枝豆やサバの竜田揚げなど、素朴な料理をつつきながらビールで乾杯。「無職のおじいさんの夜は早く始まるんだよ」と、同市青葉区に住む塚田昭彦さん(74)。IT(情報技術)関連の仕事を引退したばかりという男性(60)は「初対面の人にも気軽に声をかけられる雰囲気が好き。いろんな経験を持った人たちと交流できるのが楽しい」と声を弾ませた。
店はNPO法人のビジネス創造研究所(仙台市青葉区)が企画、運営している。店長の高橋義信さん(67)は「会社も子育ても卒業した50歳代以上がゆっくりと気軽に話せるたまり場を作りたかった」という。
座席は38席。料理は多くないが、それでも県内各地から230人以上が会員となり、月に延べ400~500人ほどが来店する。売り上げは月100万円ほど、営利目的でないので利益はほとんど残らないという。
会費は1人2万円、夫婦なら3万円、有効期間は5年間。会員制にしたのは、会員の積極的な意見を運営に生かし、ともに店を作っていこうと考えたから。
仲間意識が生まれ、野菜や魚、山菜を持ち寄る会員もいる。仲間同士でビジネスを始めようという話もわいた。うわさを聞いた東北の他県や首都圏の同業者から問い合わせも来る。「来年には2号店を出したいし、会員同士で何かおもしろいことをやってみたいね」と高橋さんは意気込んでいる。
午後4時~同10時の営業。日曜祝日は休み。問い合わせは同店(022・299・7580)へ。
(引用ここまで)
NHKでもとりあげていましたが、やはりいろいろな人との交流を求めている人はたくさんいるということがよくわかります。ワークライフバランス的にも多様な価値観を学び、働き甲斐や生きがいをこのような場で話し合うことで
より高まることもあると思います。
テレビでは、退職をまじかに迎えたサラリーマンに密着して、その心境の変化や、変わっていく姿をとりあげていました。会社関連特に大手企業だったりすると、会社の肩書きもなくなるので、個人としていきなければならなくなることは、大変なことのようです。
日本は、名刺交換からはじまることが多いのですが、こういう場では名刺など関係なく話し合うことができなくてはなりません。上下関係もなく、知らない人とでも会話をすることは、最初は大変ですが少しずつ心地よくなってくるもんぼと思います。
地域との交流が女性に比べて男性のほうは少なく、時にはまった友達がいないという人も多いようです。会社関係以外の友達がいない人は、サラリーマンが終わったあとの人生(平均20年近く)は、楽しくないとさびしいです。
そんなときには、50歳以上限定の居酒屋に退職前から通ってみるのもいいかもしれません。