社会変革におけるTwo loops | ステップファミリー×組織開発

ステップファミリー×組織開発

どん底だったシングルマザーの時代から幸せなステップファミリーを築いた軌跡。現在はパーソナルのコーチング(1on1)と組織開発や関係性のシステムコーチとして、あらゆる組織や家族・カップルの応援をしています。

こんにちは。

Co-leadersのSHIHO です。
 
 
社会変革ファシリテーターのBob Stigerという方に
京都でお会いした時に教えていただいた考え方があります。
 
Two Loopsという概念です。
 
旧パラダイムが衰退する水面下で少しずつ生まれくる新パラダイムの予兆。
時代が新たなパラダイムに流れる中で、重要なのはこの橋渡し的な事がどう行われるか。
 
そして、あなたはこの図のどこにいますか?
 
 
と問われました。

 

--------------------------------------

 

この考え方は「zoom革命」の田原真人さんも

とっても共感されていて(ボブスティルガーから影響を受けて)

彼のFacebookのカバー写真にこの図を貼っておられます!笑

 

この図に私が感銘を受けて、とてもシンパシーを感じたのは

システムコーチングでもこれと同じことを扱っているということ。

システムコーチングでは、プロセスワークのエッジモデル

といういい方をしていますが、

要は今までの既存の概念から、未来の可能性への変容、シフトを支援していく上で

変化の只中には多様な揺らぎと、エッジを超えるということが起こっているのです。

そして、その立場や考え方の違いはあれど、

その声を「誰が正しくて、誰が間違っている」という二元論では扱わず、

対話を通じて、システム全体としての変容を支援していくのです。

 

ボブスティルガーは、社会変容のフレームワークで言っていますが、

この理論は、あらゆる組織の中で起こっている「推進派」「保守派」や

政党の間で起こっている「改革派」「保守」

夫婦の間で起こっている「変わりたい想いを持つ否定派」「今のままでいいじゃんという保守派」

などなど、あらゆるシステム下で起こっていることと同じです。

 

 

何が正しくて

いったい何が間違っているのか。

新しいがよくて古いがダメなんて何もない。

 

 

そして、そこには

価値観の対立がある。

価値観の対立は感情の対立でもある。

 

 

宗教戦争と同じで、

どちらが勝つか負けるかの話じゃない。

 

 

両方正しい。

あなたの立場は

どちらも選べる。

 

 

 

社会変革や組織開発で

大切にされるのは

その両者の声を真っ向から聞いていくという

プロセスなのだ。

 

 

違いに向き合い対話することは、怖い。

関係性が破綻するかもしれないし、

自分が傷つくかもしれない。

意味がなかったと落胆したくない、そんな無駄なことに時間を使いたくない。

そんな協力なサボタージュが発動するので

違いに向き合う”対話の場”を創ること自体が、最大の難所!

※サボタージュとは:コーチングの用語として使うことがあるが

自分の未来に向かってありたい方向に向けた声に対おして、

必ず出てくる、その反対側にひっぱる自分自身の声のこと。

 

 

本当に向き合い切って

お互いの深いニーズにたどり着いた時、

お互いの声が本当に尊重された時、

新しい梯子がかかるから。

 


新しい時代を迎えていく、

今この瞬間に必要なことって、

ここなんじゃないでしょうか。