こんにちは。
Co-leadersのSHIHOです。
先日、またいい問いに出会いました。
「志帆さんは、なぜシステムコーチングの道へ?」
・・・・・。
うん、いい問いです。
そう、パーソナルコーチになるまでだって、足掛け3年、それ以上?
自分自信のリーダーシップ開発と共に、
シングルマザー時代から、負の感情に支配されて生きるのをやめ、
パラレルワークをしながらコーチングの学びを進め、
ついには独立して、パーソナルコーチになった。
そこまでだって、お金も時間も自分の覚悟も相当かかっているのに、、、
なぜ、今、「システムコーチング」なのか。
一つ前提としてお伝えしておくとすると、
パーソナルコーチになったプロセスや選択は、
今でも継続しています。幸いにもずっとパーソナルコーチングのクライアントさんも途絶えることなく。有り難いことです。ですし、パーソナルコーチの道を辞めて、システムコーチに転身したというわけでもありません。(前提としてパーソナルコーチとしての知恵は、システムコーチをする上でも必要条件のような感じです)
更にで言うと、、、。
そうですねぇ。
初めて本物のパーソナルコーチングを受けた時は衝撃でしたよ。
自分の内側の本当のところ、自分だってハッキリ見たことなかったし、外に発することなんて、決してないと思っていたのに、それを他人に話すということの衝撃。インパクトもものすごく大きかったです。
私、本当はこんな風に思っていたんだ。自分だって出会ったことのない自分に出会い直す感覚。
誰にも聞かれることとのなかった声が聞かれていくことは、想いが昇華するような感覚でした。
パーソナル・コーチングを通して、私はいつも
クライアントさんのそういう行き場のない声を聴いています。それは、本当に尊い声で、宝物のようなものを聴かせてもらっている気がするのです。
同時に、守秘義務があるので、それは決して外に出ることはありません。コーチとクライアントの厳重な守秘義務の元に成り立つ、聖域のようなものです。
でもそんな声を数年聴き続けているうちに、
こんな風に思うようになりました。
「私だけがこの声を聴いていることって、もったいない・・・」
そんな感情です。
その人の本当の願いとか、辛さや痛みからくる行動、全て本当に尊い。生々しい感情であればあるほどに本物で。
そんな声を聴かせて頂けるこの仕事は、かなり貴重で、こんなに素晴らしい仕事はないと思うのだけど、
同時に、この本当の声は、この人の一番大切な人、身近な職場やパートナーに聴いてもらうことを、心の底では願っているんじゃないかなって、思ったのです。
それは、大事な想いだからこそ、傷つくことが怖すぎて、関係性の近い人には決して明かしたくない、大事な大事なことで、それをその身近な人に開示するなんてことは、とんでもなくエッジのある(抵抗感のなる)こと。
そんなことは100も承知なんだけれども、
私が願っている本当の世界というのは、
誰しもが自由に自分のことを表現できて、聴きあえて、認めあえる社会。
コーチなんかいなくても、周囲の人がほとんどコーチみたいな存在だったら、それがむしろ一番幸せ。
そんな世界なわけです。
そう考えると、誰にも言えない胸の内を明かせるコーチが活躍している世界って、本当に願っている世界じゃない。(だってコーチにしか明かせないんだから)
本当に自分の内側にあることを誠実に打ち明けられる経験というのは、誰しも喜びになるんだと思うんです。(コーチだけじゃなくてね)
だから、もうどんだけ勇気がいるんだよ!って感じなんですが、私はパーソナルコーチとして活躍しまくる社会よりも、誰しもの声を聞き届けられる、
そして自分の大切にしたい関係性の人とその関係性を大切にできるシステムのサポートをしていく、システムコーチでありたいと思う訳なのです。
渋いですよ、この仕事。。。
システムコーチングの中で
「フェーディング」っていうスキルがあるんですが、
その場から気配を消すんです。つまり、システムが自分たちで話し始めているその状態こそ、
一番システムにとっていい状態なわけです。
だから、自分の存在感はない方がいい、そんな仕事なんですよw
活躍したいけど、活躍していない。
おかしいですよね、何を言っているんだか。笑
そんなこんなで、
私の運命はおそらく、
個人の本当の声を聴く役割を超えて
更にエッジのある
システム全体が、本当の声を出せる場を創っていくことなのだと思います。