「システムコーチングを受けたいのですが、どんなものですか?相手にどう言ったらいいですか?」 | ステップファミリー×組織開発

ステップファミリー×組織開発

どん底だったシングルマザーの時代から幸せなステップファミリーを築いた軌跡。現在はパーソナルのコーチング(1on1)と組織開発や関係性のシステムコーチとして、あらゆる組織や家族・カップルの応援をしています。

こんにちは。

Co-leadersのSHIHOです。

 

 

私は関係性のシステムコーチというお仕事をさせて頂いております。

(正確に言うと、システムコーチというお仕事”も”しています)

 

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関係性のシステムコーチとは何でしょうか。

世の中にはあまり知られていない職業だと思います(爆)


 

システムコーチングとは、

2人以上のチームや組織(ミニマムは2人なので、夫婦も)に対して

1人1人に対して行うコーチングではなく

その中の目に見えない関係性(システム)というものにアプローチしたコーチングの手法です。

 


例えば、2人の間にある空気が、

「ほんわか」したものであるとか、

「ピリピリ」したものであるとか、

組織の中でいうと、

「雰囲気がいい」とか「雰囲気が悪い」という類のものです。

みんながあると分かっているけれど、特に扱われる場のないものですが、

それがパフォーマンスや場に大きく影響していることが多いですよね。

 


そこには言語化されていない

感情も含めた関係性が影響しているのです。

そのシステムの本音の対話をファシリテートしながら、よりそのシステムの向かいたがっている方向を一緒に見つけ出していくということをしています。


コンサルティングではないため、こうするためにはどうすべき等の評価判断やアドバイスは一切しません。

 

 

具体的には

どんな案件があるのかというと、

<企業編>

◆某企業のミッションステートメントの浸透と実践強化のための課長層600名に対してのワークショップ

◆某企業の各部署の人たちの異なるタイプ特性を割り出し、部署間を超えてその違いを活かし合うためのワークショップ

◆某企業のミッション・ビジョン・バリューの言語化と幹部層のチームビルディングのためのワークショップ

◆某企業の企業理念と個人のリーダーシップ育成を兼ねた組織開発のためのワークショップ

 

<夫婦編>

◆結婚を予定しているカップルの未来の家族のあり方についての対話

◆離婚調停中の夫婦のお互いに納得するための対話

◆夫婦の働き方と育児へのコミットのバランスについての対話

◆連れ添って長年の国際結婚カップルの家族の変化に対する対話

◆ステップファミリー(血の繋がらない家族)を構築するプロセスのための対話

◆同族経営の事業継承についての対話

 


答えがあるようでない、

雲をつかむような、一見何をやっているのかよく分からないようなことを扱っています。

だから、システム(2人以上の関係性)に葛藤があります。

 

でも同時にググっと現実を前に進めるための対話であったりもします。

向き合いたくないことに向き合うことが多いため、苦い顔をしながら覚悟を決めてされる方が多いです。

 

 

よく言われる言葉は、

「うちの社の一番コアの部分の対話だから、情報リスクも含め、外部にファシリテートを依頼すべきなのか?」

「夫婦や家族のことをお金を払ってまでして、第三者に話すべきことじゃないから・・・恥ずかしいし・・・」

こういう風にお考えになられる方が殆どだと思います。

今の世の中では、そちらがメインストリームだと思います。

 

 

でも少しずつ、少しずつ

「本音の対話」の価値、関係性の価値というのを感じている方が出てきている実感です。

 

 

「会社でこのシステムコーチングを勧めたいんだけど、なんて説明したらいいですかね?」


「旦那にシステムコーチングを受けない?と進めたいんだけど、なんて言ったらいいですかね?」

 

こんな風な問合せを頂くことがたまにあります。

正直言うとですね、これにお答えするのが難しいです。。。(←仕事のくせに、おいっ)

 


なんで、難しいのかというと、

システムコーチングを受けると、どうなります!というのが私にも分からないからです(爆)今は。

 


物凄くギュッと関係性がよくなり、実際の解決策がパンパン出てくるかもしれないし、

色々な感情が全部出て、関係性の終わりを迎えることになるかもしれない。

 

ただ言えるのは、システムの状態が明らかになる、ということ。

 

システム(2人以上の関係性のことをシステムと呼んでます)の中に

どんな声があって、このシステムは何を求めているのか、

表面の事柄だけでなく、違いや怒りや葛藤などすべての感情にもアクセスして、

それを紐解きにいくということをしています。

 


なので、私は特に何か、どちらかの方向に導くということもしませんし、何もしません。


言いたくないという気持ちがあれば、それもシステムの中に起こっている事実でしょう。それも情報です。

システムの中にある声を聴く役割ですが、私は解決をする人ではなく、その当事者たちで決定し、実行していきます。

そこに、当事者としての責任を持って。

 

 

だから、何かこのままではまずいな、

何も明らかにせずに、関係性を諦めてしまっていいのか、

前にも後ろにも進むには葛藤があるが、喧嘩や対立をせずに、冷静に話し合しあいたい。

 

そんな組織・ご夫婦に試してみて頂きたいです。

 


関係性の変化は2度の変化と言われます。

変わっているのか、いないのかはほぼ分からない程微細なもの。

それでも、2度の変化をしていく先に到達する場所は、何もしないのと比べたらたいぶ違うかもしれません。

そのくらい、即効性はない漢方のようなものだと思ってください。

 

ただし、体質改善が進んだら、自分達のチカラで持続可能な対話をし続けられるようにもなります。