こんにちは。Work &Life Coaching★SHIHOです。
前回は、自分の過去のお金に対する捉え方をお話しました。<前編>
その上でいきなりお金に対する捉え方が変わっていった訳ではありません。
2つ目の自分を変えるという方法を選んだということは、つまり何をすることだったのか。
当時は、直感で動いていたので説明はできなかったと思います。正直に言うと、いきなり会社に頼らず食べていけるように独立することではありませんでした。
つまり、いったん「お金」について稼ぐことについて考えるのをやめたんです。
自分の好奇心の向くままに行動してみることにしました。
それは、稼ぐどころか、超お金が必要になることでもありました(汗)マジかよって感じですよね。
『コーチングに興味がある。コーチをつけようか。』
→げっ!超高い。モジモジ。
『コーチングを学んでみようか。』
→マジ!?みなかったことにしようか。これだけ払っても食べていけるかわからんし。
『プロコーチの資格!?いやーでも必要としている人がいるんだよな。。』
→(既に値段は見ていたよ、でも高いし。クライアント集められるの?)
『リーダーシップ!?』
→いやいやさすがにこれは桁が1つ違うでしょ。
これって、はじめから全部が一つの山に見えていたら、とてつもない新興宗教にハマることのように、怖かったと思います。常に疑心暗鬼と怖さと好奇心で少しずつ少しずつ歩みました。次まで行くかどうかは分からないよ、と思いながら。違和感がひとつでもあればいつでも引き返す覚悟で。(なんと疑い深い!w)
でもね、これだけ支払って、何も世の中に価値といて提供できなければ、ただのカモです。
「学びたい人」というカモです。
動き出すある一定の段階までは、好奇心とか勢いとかそういうモノが突き動かすでしょう。
私の場合は、プロコーチの資格を目指す段階になって、初めて「有料のクライアントさん」を持つようになりました。はじめは500円でコーチングをさせて貰いました。
これが、私にとっては、もの凄く自分には大きな一歩でした。
自分の価値に対価を直接払って貰えた初めての経験でした。
同時に500円じゃダメだと気づきました。コーチングを受けて貰う(自分がお願いして)というのでは本当の意味でのコーチとクライアントの関係にならないと。そしてコーチとしての自分の腕を磨くには、更に値段を上げる必要がありました。それは同時に、チャレンジとも向き合う道のりでした。1時間5000円にしたら、受けてくれる人がいるの?いなければ、The end.じゃないか。体験セッションは無料にして、よければ有料で継続してもらうようにしよう。そんなことをしていました。
次第に、無料で体験セッションをし続けていたら、自分のスケジュールが体験セッションで埋まってしまって、継続のクライアントさんとのセッションの時間をとることが難しくなってしまう時がありました。あー、私、今に自分に無理をしている。。。
既存のクライアントさんとの関係性、無料でも有難いと思って受けている体験セッションの時間、子供との時間。いろんなものを詰め込みすぎて、無理していたんです。
同時に、体験セッションを無料でする中でいろんな人にも出会いました。(ちょっと私に会って、情報交換しませんか?という人。コーチとしてではなくちょっと相談にのってほしいだけ、という人。斜に構えて、ただだし一度見てみよう、というだけの人)
私は私の選択をするために舵を自分で切らなければいけない。
私は本当にコーチングを必要としている人にコーチングを届けたい。
私の命の時間や1日の時間には限りがある。
私の大事にしたい時間も大事にしなければ、意味がない。
それをギュッと使うためにも、事前にコーチングについては知らせておくメディアを持とう。
説明する文章も書こう。場合によっては「私からお断りするケースもある」ということをお伝えしておこう。
そうしながら、私は無料体験セッションを辞めました。コーチングフィーも変更しました。
それでも食べていける確証なんてどこにもありませんでした。
だからこそ私はこれを働きながらやっていました。
でも正しいと思うことをする。
やりたいと思う方向に舵を切る。
それだけをやり続けました。
自分のやりたいことをしていいのだ!と
自分自身のリーダーシップに気づいた人が
更に想いだけでなく、1人だけでなく、チームを創り、周りとの協働から
豊かさを生み出せる人になる。そんな支援をしていきたいと思っています。
ステップファミリー、家族、チーム、組織。
自分のどまんなかは何か。
それをちゃんと自分が知っておく。
それをやる理由は必ずあるんです。
その時の私の真ん中は、シングルマザーになったけど社会に弱音を吐けなかった、自分に正直にいられなかった苦しさから、これを必要としている人がいると確信したのでした。(動機は人それぞれの必然の物語があります)
それをしながら、生活するのにどうしても金銭が足りないなら、
アルバイトでもライスワーク(食べるために稼ぐ)でもすればいいのです。
私もアシュラワーカーとうたっていますから、たまにそういう仕事もします。
講師やマナー研修だったり、採用アウトソーシングの仕事だったり。
そういう仕事は信頼し繋がってくださっている方々が不思議とご縁をくださいます。
断ることもたくさんあるけれど、やってみなければわからないという好奇心で受けることも多々あります。会社員を辞めて、それをプロジェクト毎に自分で決められるという自由は本当に有難いことです。「気持ちに、時間に、金銭的に無理をしていないか」判断軸は常にそこです。クライアント企業との新しい企画についても、自分の価値を決められる自分になっていると、潔いのがいいですね。No Deal(取引しない)という選択肢もありますから。
自分の経験を活かして業務委託で請け負うことも全然恥ずかしいことじゃありません。
やってみて、苦しくなるようなら辞めたらいいと思います。
更にワクワクするなら発展させればいいですし。形に固執せず。
大事なのは、自分の真ん中を忘れないこと。
無いものねだりをずっとしていても、幸せにはなりません。
自分には何があるのか。あるものに焦点を当て続けます。
それは外に聞いてもありません。(自分への自信がそれを形創るから)
自信がないなら、コーチをつけましょう。
そして、自分への自信が満タンになったとしても、
次には自分の限界に気づきます。
その時に、本当に周りに助けを求めて協働できるかどうか。自分にないものは他人がリソース(資源)を持っています。
そこがリーダーとしての分かれ目だと思うんです。
リーダーは1人で頑張りません。
だからこそ、私はリーダーが率いる「想いを共有したチーム」へのシステムコーチングをしている理由はそこです。更に世の中にインパクトを生むために。
想いだけではなく、現実レベルでそれを実らせるために。
お金のこと、どうしよう!
食べていけるかな!
と焦りながらやりたいことをやりたいと願い焦っている人
たくさんいると思います。
それだけ、お金というものをギュッと握っている間は
お金から逃れられないかもしれません。
是非流れを感じるために、怖いけど手放す。
循環を感じるために、満たしたいものを取り入れる、
十分に取り入れているなら、それを感じることから始めましょう。
十分に感じられているなら、それを「職業」としてではなく
「実験1」として、世の中にどんな風に還元できるか実験してみましょう。
それがアシュラワークのはじまりです。
始まりは500円からでも(笑)
大きな変化を目指すと足がすくんで動けなくなるけれど、
響く方へ体を動かしていけば、振り向けば、想像もしなかったようなところへ来ているということがあると思います。
なんだか、初めからすごい人とか腹の座った人、強い人に見られがちなんです、私。でも、今でもグラグラしたまま歩んでいますし、お分かりの通り、企業にのっかってあーだこーだ思っている一社員でしかありませんでしたから。
おそらく、もう無理はしない、
自分に正直に生きる!と決めて
会社を飛び出したり、コーチングを学び資格取得を目指されるまでご自身で決意した人がこの辺の現実レベルとの整合性に困っている、そういう声がたくさんしている気がしましたので、いい機会に文章にさせて頂きました。
役に立つかどうかは分からない。
でも役に立つ人が1人でもいたらいいなぁ。


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