ずっと行きたかった「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に行ってきました!
真っ暗闇を視覚障がいをお持ちの方のガイドで約90分間過ごすという、暗闇エンターテイメントです。
もう是非全ての方にオススメですが、強いて言えば、家族とか、大切なチームや組織にオススメです。でも一人での参加も可能ですし、それはそれで知り合いがいない不安感とのギャップを味わえて素晴らしいです。
自分基準で考えることの小ささ。
見えていること、知っていることの狭さを知っている人は尊い。
私たちは、常に視覚の世界に生きています。見た目の違いや、服装の違い、表面的な違いに目が行きがち。
表参道を歩けば、スタイルよく、ファッションセンスのいいイケてる男女が溢れるほどいます。そしてその視覚で起こる価値観の世界を180度ひっくり返す体験がココです(@_@)
我々は、正直、視覚障がいをお持ちの方を見ると、目線が合わなかったり、どこを見たらいいかドキマギしてしまうことが多いように感じます。でも頭で考えて、普通に振舞わなきゃなんて思ったりする方もいらっしゃると思います。
それが、光のない世界に行くとどうでしょう!?さっきまで、とうしたらいいかドキマギしてしまっていたのに、視覚障がいの案内人の方の声が、暗闇の唯一の頼りではありませんか。そして、彼らの声が明るくどっしりとしたあり方に、本当に安心する。逆転現象です。
少人数のグループで中を進んでいくのですが、初めてお会いした方ばかりなのに、暗闇で自己紹介をして、暗闇の中での会話でなんとなくキャラを把握する。(それは日常、服装や年齢や名刺の肩書きなどから把握をするそれとは全く別の感覚でした)行動や状況を言葉にしなければ何も分からないので、他人を信頼し、自然に手を取り合います。それはいつしか、不安や恐怖から、暗闇を楽しみたい好奇心へ変わっていきました。
私たちは、日本の原風景のようなな 夏休みを経験しました。(不思議でしょ?)
真っ暗闇のカフェで、お茶とお菓子を頂きました。おつりの確認は、硬貨の大きさでします。触感や味、音、すべての当たり前が驚きと感謝でいっぱいになります。
目以外のもので、何かを見たことはありますか?
人のチカラと信頼を取り戻す、深く暖かい時間でした。そしてskypeでのセッションを受けたことのある方は感覚が近いかもしれません。