●これまでの自分とは思えないような(しかし本来備えていた)身体性に包まれながら、ゴール方向に向かって進んでいく!
自分にはなにかが欠けている、、、
そのような、わけのわからない、拭い去れない不安をいつも抱えたまま、人生を生きてしまっている。
これはトラウマ、愛着システムの不具合を抱えてしまっていることで起こる、よくあるパターンのひとつです。
たとえば、そうした方というのは、我々から見れば、同じ人間とは思えないような、ものすごい能力を発揮したりします。
それぞれの分野で、一流の現場で、最前線で、プロとして活躍している方たちです。
プロの優れた様をみて、多くの人が、自分もそうなりたい!と感じることでしょう。
そんなすごい人がまさか、心の奥に「自分が不十分な感じ」という不安を抱え、苦しんでいるなんて、我々には信じられません。
「トラウマの影響で大きなものとして、よくわからない自信のなさがあります。理由がわからないけれど、とにかく自信がない、自分が間違っていると感じてしまう。自分がダメな気がするのです」
「この自信のなさは、存在=Beingレベルのもので、行動=Doingレベルの成果では埋め合わせることができません。仕事や学業で成功しても考え方をポジティブにしても自信のなさは変わることがありません」
(「発達性トラウマ・生きづらさの正体」みきいちたろう著より抜粋)
自分には何かが欠けている、埋め合わせることのできない、不安がある。
見えない謎の正体に身も心も極限まで追い込まれ、自らの生命をボロボロな状態になるまで擦り減らしつづけ、激しく氣を枯渇させていってしまう。
しかし、どこまで自分を追い込んでいっても、どこまで行っても、埋め合わせられない。
これは、ものすごく苦しいことです。
たとえば、そのような現状に苦しまれている方は、身体を徹底的に緩ませていくといいです(身体はなんだかんだといつも見過ごされがちなポイントですからね)。
無理に不安を消そうとあれこれ考えたり、自分で自分を追い込むような行動に自分を駆り立てるのではなく、逆に身体をどこまでもリラックスさせていく。
あらためて自分を大切にしてあげようという感じで、自分の与り知らぬレベルで傷ついてしまっている心身を癒し、セルフエスティーム(尊厳、存在そのものに対する自己評価)を回復させてあげることです。
どーせうまくいく!
そのように自然と感じられる身体、それは釈迦が言った「自帰依自灯明」、自らを拠り所にする、そのようなイメージで、身体をじっくりと虎視眈々と創り込んでいく。
すると、これまでの自分とは思えないような(しかし本来備えていた)身体レベルに包まれながら、チャレンジしていきたい領域幅は広がり、そこにおもしろがって飛び込んでいけるようになります!
お楽しみに!