昨日か一昨日、ブログの操作を誤り、いろいろな不具合が出てしまいました。
気を取り直し、最近の気になるダンス事情を書くことにします。
掲題のとおり、6月でジュニアスクールの第1クールが終了しました。
今は競技ダンサーのみが大会に向けて個人レッスンに来ています。
子どもたちがどういう心境で練習しているのか、身近で感じたことを書いてみます。
みんながみんな競技成績にこだわっているわけではありません。
むしろ、その闘志を見せないのが、最近の子どもです。
ひたすら、相手に不平があっても、黙ってシャドーを見てもらう子、
カップルじゃなきゃ踊れないという子(最近こういう子はいなくなりました)、
親は踊れる子と組ませたいと思っている子、と様々です。
しかし!私は大人は男性が女性より3倍練習し、女性は男性より3倍上手くなきゃ踊れない、
と言われているのよ。
と言ってから、ほとんどの子がその言葉入っています。
そして、競技で勝てるほど練習していないと分かっている子たち・・・
大人の事情もあり、仕方がないと思っています。
ただ、子どもはあのスクールの子は週3ぐらい練習しているとか、あの子は毎日練習できている、
とか情報を得てきますが、果たして、自分がその環境になったら、それぐらいするのか?
と、大人に追い詰められないように、
別に勝たなくていい、優勝しようと思ってやっていない、上手くなりたいだけ。
今優勝をしたいわけじゃない、自分はプロになるために今あらゆる経験を積んでいるだけ。
リーダー君がもう少しシャドー練してくれる子だったらいいけど、仕方がないから自分がせめて、やる。
ダンスはいつかはやめる。
大人にはいろいろな言い訳をしてくれます。
私が言い返している返事はただ一つ!
そっか~。でもね、今小中学生でダンスに出会えて、習わせてもらって、それを最大限努力しない子は
将来やらなきゃいけないことや、やりたいことにどうやって全力をあげられるの?
どれだけ自分は頑張れるのか、メンタルが先にくじけるのか、体力が足りなくて、できない言い訳にするのか、
身長や頭は勝手に成長するのは15歳までなんだから、それ以降は、そこまでで精一杯トライしたことから
考えて、また別の努力をしなきゃ、15歳で成長が止まるよ。
なんでもいいから、できない理由言っている場合じゃない!
頭と体の成長のために、最大限の努力をして!!!
みんなに一回ずつは言ってきました。
最近、やっとダンスが楽しくなってきたよ、とか、自分でもダンスがちょっとわかってきた気がする。
という小学生が増えてきました。
・・・ほんまか!?
と突っ込みたいのをぐっとこらえ、くじけない心を作るために頑張っています。
そのうち、体当たりしてもダメなことや、自分のせいではないのに、ダメになることが出てくるので、
その時、すぐに考えて、トラブルを回避して、立ち上げってまた努力できる体力と粘り強さと体力で乗り切って生きて欲しいなと思います。
中学生や高校生になった子達は、漠然とした将来の夢や、まじかに迫った進路のことを話してくれます。
さっさと、ダンスから一時離れて、全力で勉強に向かうように言います。
大学になったらまた学連でできるし、なにより、医療系に進んでも、職場に入って、少し経ったら、
まだ自分で稼いだお金でダンスをすることもできる。
競技で優勝しなければならないと、子どものうちに追い込むのはどうかと思います。
その子がどうしても、プロになりたいと勝手に頑張る子なら、手を差し伸べますが、
大人が、将来ある子供にダンスの道へ進めとプレッシャーをかけるのはよくないと考えています。
そうはいっても、今勝てなくても、どうしてもプロになりたいな~と胸の中で考えている子は分かります。
全員平等にレッスンはしていますが、集中力が違うので、レッスンがどんどん深い内容に入っていくので、
子ども達自身も気がついていることでしょう。
今の、このシャドーでいいのか、何を考えてやればいいのか、どこまで行ったら、上手くなるのか、試合で決勝に入ったり、優勝できるのか。。。
小学校高学年、10歳になると、ぐっと頭の中が成長します。
この時に教育的指導をしてくれる大人に出会っていることが子どもの人生に大きく影響を及ぼすことになります。
論点はずれますが、子どもの衣装にお金をかけさせないで欲しい、それは重要なことではないと思っています。
ただ、そういう考えの元出来ている、各団体のジュブナイルの服装規定、これにあった服はどこで買えるのか?
保護者が困っていることだけは声を大にして伝えたいです。
ダンス人口は激減化していますが、困難を増やしてはいけません。
お金持ちだけができる趣味でも先行きは細ります。
都知事選に出そうな勢いですが、ダンスが気軽にできて、いろいろな楽しみ方やメリットが大きくなければ
消滅してしまいます。
ヒップホップは学校のダンスの時間にやらないことを決めた学校が新聞にも出ていました。
それよりも、扱われていないジャンルのダンス。
子どもの頃から、気楽に続けられる道、一旦受験でやめてもまた復活できる環境が
あちらこちらにできる工夫をしなければ・・・。
と子どもたちの考えを聞いていて思っているこの頃です。