伊藤史子(いとうふみこ)です。

 

 

え?なんで?ケガさせられたのはこっちなんだけど

 

 

息子、今、社会人で関東で仕事をしています。

小学4年生のある日。(もう10年以上も前やん?!)

学校の担任の先生から電話がありました。

 

 

「H君(クラスメート)からジャングルジム上で蹴られ(上H君、下息子)、鼻血が出た。目の上も少し切っている」

 

 

驚きました。

帰ってきてから息子に聞くと、大したけがではなさそうでホッ。

 

 

で、その日の数分後。

電話があり、出るとH君の母。

謝罪の電話かな、と思ってたら…

 

 

「息子がケガをさせられた!」

 

 

と怒ってる!なんで?

向こうはメチャまくし立てて、何が何だかわからない。

 

 

「え?なんで?ケガさせられたのはこっちなんだけど」

 

 

と、思うも、H君母に何を言っても無駄っぽくて。

担任の先生に確認の電話すると、先生も絶句してました…

 

 

何があってそんなことになったかは、よくわからない。

でも、どうも息子がH君に何か言って、それに腹を立てたH君がジャングルジムの上から蹴ったよう。

 

 

で、息子が応戦して、何かケガさせたみたいなんです。

どっちが先に何か言ったか、手(いや足)を出したかは不明ですが。

 

 

幸いにも、向こうはそんなケガではなかったよう。

でも、ケガを見て、「伊藤君が・・・」となり、当時連絡網なるものがあって、電話番号は渡されていたので、怒って電話してきた、という感じ。

 

 

H君母はこちらがケガをしていたのは知らなかったみたいで。

まあ、こっちもH君がケガしていたのは知らなかったけど。

でも、興奮していて、何を言っても、無駄っぽい。

結局、謝罪はなかった。

 

 

まあね、息子は「自分目線」の話をしていて、H君は「H君目線」の話。

お互いに都合の悪いことは言ってなかったりする。

 

 

うちが被害者だと思ってても、向こうからしたら加害者。

自分にとっての不利益は言わず、自分の都合のいいように変換されていることもある。(どっちも)

これって、子供だけでなく、大人もそうだよな・・・。

 

 

私は小6のころ、「宇宙戦艦ヤマト」にハマってました。

地球人からしたら、ガミラス星人は敵で、悪い奴と最初は思ってたけど、ガミラス星人は自分の星を守るための必死の手段だった、ということに気づいた。

 


で、何が言いたいか、というと…、

 

 

物事を一方方向から見ない。

 

 

息子には「息子の正義」があるし、H君には「H君の正義」がある。

さらに、ガミラス星人には「ガミラス星人の正義」がある。

 

 

もう10年以上も前の話だけど、何かあると思い出す。

で、今回、書きたくなった。

読んでくれたかた、ありがとうございます。