好きな仕事だからとて、
天職というわけではない。
55歳まで生きてきて今思うこと。
私は引きこもって仕事をしたかったので、
今から25年前家でテレフォンアポイントの
仕事を数社からいただき、
それができた時天職だと思いました。
難しい仕事ですが、向いていたし、
成果が出たしで、そして楽しかったので。
さらに今から13年ほど前は
パーソナルコーチングセッションを
していた時には、テレアポのときの
数十倍楽しくて、これぞ天職!!
と思いました・・・がっ!
今は、パーソナルセッションは
100分の1に縮小し、特別の方しか
やっていません。天職だと思ったのに…
天職とは、一般的に向いている仕事や
好きな仕事を指して言う場合がありますが、
今日扱う天職とは本当の意味での天職のこと。
つまり、天から授かった仕事のこと。
ま、もしかして、
そのようなものなどないのかもしれず、
「天職」や天から授かった、
などの表現はただの意味付けかもしれません。
私は、神ではないので、わかりません。
しかし、今日の記事は
「あるとして」の前提で書きますね。
天職とは、当人が嫌だと言っても
追いかけてくるような仕事。
天命のようなもの。
ここでいう天命とは、
寿命の意味ではなく
「人事を尽くして天命を待つ」
のほうの天命ね。
好きな仕事が天命のケースもありますね。
そうなったらホントおめでとうです。
私の見地からすると、
天職は何だか知らんができてしまうことや
周りからも求められてしまうケースが
多いような気がします。
そして、前世があるとしたら、
前世でやり遂げられなかったことの続きを
今生でやり遂げること、のようなこと。
ですから、誰かに憧れて、
私も〇〇さんのようなことをしたい!
と思っても、できないこともあります。
可能性がないわけではありませんが。
なぜなら、やりたいと思ったことは
できることだからです。
運命は決まっていませんし、
変更可能で、自分で作るもの。
ではどうやったら天職に
出会えるのでしょうか?
それが、上記にも書いた
「人事を尽くして天命を待つ」こと。
人事を尽くすとは、目の前にあることを
心を込めて一生懸命取り組むと、
やるべきことが与えられてきて
(追いかけられることもある)
道は開けるかもしれません。
周りから求められてしまうのですね。
なので、周りの人々の意見には耳を傾け、
それを次なるアイディアにすることを
お勧めいたします。
今私がやっていることが、
天職かどうかはわかりませんが、
基本的にやりたいと思っていたことでは
あるのですが、そうではないものも、
結局はやっていることがあります。
そして、もう1つ似たようなこととして、
「天は自ら助くる者を助く」という
ことわざ通り、自分で努力する人が
天からの手が差し伸べられるのでしょうね。
しかし、多くの人々は努力が嫌い、
継続嫌い、自分に負担がない
生き方を選びます。もちろん、
その選択に良い悪いなどありません。
無難な生活を選べば、
苦難も苦労も少ないからです。
それを選ばない人々が
多いということなんでしょうね。
(そして、それがご褒美の人生の人も
いらっしゃいます)
だから世の中では成功する人が
少ないということなのでしょう。
昨日、1年の2社分の決算報告が
税理士からきました。税理士のお言葉は、
「2社とも業績が良かった」と
書かれていましたが、
私の予想よりも下回っていたので
上を見過ぎるのもよくないな、
と思いました。
この満足しきっていないのが
私の走る原因にもなっているので
悪くはないのかもしれませんが。
数字っていいですね。
私は、感覚肌であったはずですが、
いつのまにか、分析肌になりました。
なので、データで裏打ちされたものには
原因や、傾向も現れますから、
あとからじっくり分析して
今期の計画を立てていこう思います。
仕事の結果に満足していないことで
たまたま読んでいた
松下幸之助氏の言葉が身に染みます。
仕事が伸びるか伸びないかは、
世の中が決めてくれる。
世の中の求めるままに、
自然に自分の仕事を伸ばしてゆけば良い。
(松下幸之助「道を開く」PHP研究所)
思わず「はい!」と言いました。
これが天職に出会う秘訣なのかもしれません。
この本、古い本ですが、
毎年10万部くらい増刷されているそうです。
この本は、トータル550万部くらいかな・・・
きっと松下氏が生きていた時代に
550万部行っても彼は自慢もせず、
なんでしょうね・・・
私なら「わーいわーい!」と
一生言っているかも 笑
簡潔な言葉の中にも真髄がズバ!でして、
本当に良書です、
短い言葉ですが、
昔から変わらない「人として」
の部分が書かれています。
この「道」の部分、何だかジーンと来ます。
このような偉人の本を読むと
自分の文才の無さを恥ずかしく思うのですが、
それでも必要な人に届くようにと、
目の前のこと、つまり
ブログ書きだけには精力燃やしています。
それが人事を尽くすこと、自らを助く、
つまり目の前のことを努力して行うこと
になっているのかもしれません。
本当は無料なので、手を抜いても
いい部分なのかもしれませんが、
私にできる貢献の意味もあるので
一番本気が現れる部分がこのブログです。
あなたの天職は現時点で何だと思いますか?
また、まだ見つからない方は
自分にとっての人事をつくすとは?
そして「自らを助くる」行為は
何を意味すると思いますか?
深い質問なので、すぐに答えが
でてこないかもしれませんが、
考えてみる価値のある質問だと思います。
ではまた明日。
手帳の予約始まっております。