先日のショートムービー。
外側に現れている要素、
外見とか持ち物とか地位とか
有名な人とかなどで態度を
変える人がいます。
サービス業などではやっては
いけないことなのですが、
未だに偏見というのはよくある話。
外見は往々にして内面が現れるもの。
しかし、それは絶対!とは
言えないことも多々あります。
つまりお金持ちに見えなくても、
ものすっごお金持ちということも
よくある話です。
リッツ・カールトンのレジェンダリー
サービスという研修に出た時に、
質疑応答がありましたので、
質問したことがありました。
「もし、ホテルに来た人が
ラグジュアリーな場所にふさわしくない
格好をしていいて、周りの人が少し不快に
思っていた場合、何か対応をしますか?」
ダイアナ・オレックの回答はこうでした。
「ホテルマンは格好でその人を
判断して差別はしません。
そのような格好をした人が、
すごく裕福な資産家だったりすることも
よくある話です。ですので、どちらも
大切なお客様としておもてなしします」
との回答でした。
ただ、リッツカールトンでは、
従業員とお客様は対等の立場ですので、
もし、大変失礼なお客様がいたら、
違うホテルを紹介する、とも
おっしゃっていました。
こういう筋が通っているところも
素晴らしいと思います。
海外の帰りの飛行機の時、
時間が余っていたので免税店へぶらり。
某ハイブランドのお店に入りました。
私は、カジュアルな格好でした。
店員の態度はよろしくないということも
過去には何度か経験がありまして、
今回はどうかな?と思いながらも
入ってみることに。
時間潰しとはいえども物も出会いですから
私はピンとくるものがあれば
買うこともちろんあります。
しかし、挨拶もなければ、笑顔もない。
一通り見まして、出てくるときに、
お礼を言って軽く会釈して出たときに、
顔を見ましたら、ムッとした顔で
ツン!ってそっぽを向いていました。
めっちゃ感じわるっ
その時の私のファッションといえば、
全身ZARAのチープな感じの
デニムにTシャツにCAP。
笑えるほど予想通りの対応でした。
店員は日系の人でしたが、
やはりファッションで人を判断
されるのでしょうね。
彼らの判断基準は「見た目が9割!」笑
時計やバッグを見れば大体その人の
経済状態もわかるでしょうが、
あからさまな「エルメスでっせぇー!」とか、
「これ、シャネルですねん!」みたいな
格好はしていない人は、お客さんとして
扱ってもらえないのですかね?
海外は特にそのように
対応が未だにあるのですが、
今でも日本の地方のブランドショップでも
時々、そんな対応はあります。
そしてお金を持っていそう!と
判断した時に、必殺手のひら返し
逆バージョン、になるのです。
基本私はいつも、
デニムにジャージにスニーカーでも
平気でハイブランドのお店に入るので、
店員の態度を観察しています。
性格悪いとよく言われますが、
しょうがない。人生丸ごと
ネタとコンテンツですから。
以前、海外の某ハイブランドショップに
入った時も、なかなか手に入らない
某バッグがあるのですが、ダメ元で
「ホニャララのバッグありますか?」
と聞きましたら、速攻「ないです」との返答。
じゃあ、しょうがないからと
別の物を買おうと思いレジで
当時プラチナカードだったのですが、
アメリカではクレジットカードは
信用を意味しますから、
そのカードを見て急に
態度が優しくなりまして、
その会計中に、最初にない、と言っていた
バッグが入荷したようで
「お客様、ただ今、お客様の
ご希望のバッグが入荷いたしました!
もしよろしければ、ご覧になってください」
と言われ奥の部屋に連れていかれました。
カード1つで態度が変わる…と言いましても
その方は最初から悪い対応では
なかったのでいいですが、
多くの場合、外側や持ち物立場で
人を判断する、ということは
よくあることかもしれません。
しかし、私自身の価値観では、
決してそうありたくはないと思います。
内側は外側に往々にして現れる、
とは言えども、しかし、それでも
差別的な態度を示す人は、
その人の本質が現れていて、
哀れなものだなと逆に思います。
これはハイブランドのお店に
限ったことではありませんが、
別のパターンもあり、相手がお金持ちそう、
地位名誉がある、と思い込んで近づき、
そうじゃないとわかると手のひら返し、
みたいな態度を取る人も。
この人バカだと思って上から目線で
対応していたら、立場のある方とわかり
今度はハエみたいに手をこすり合わせる。
人によって態度を変える人、というのは、
その人と付き合うことで
自分に利益があるかどうかを考えている
私利私欲のある人です。
人はどうしても見える部分でしか
判断できない、つまりそれは、
私たちにはわからない部分がある、
ということを、ちゃんと理解していれば、
見た目だけで相手をジャッジは
しないものですが、しかし、
私たちも気をつけないと・・・ですね。
心の中で勝手に思っている分は
しょうがないとしても、相手に
その内側の思いを、あからさまな態度に
出してしまう人、というのは、
その人の品格での問題です。
親がそうだと子供もそうなります。
「公平にしましょう!」
なんて綺麗事を言いたいわけでは
ありませんが、それでも外見だけでは
わからない部分もあるのだ、
ということを忘れないように
したいものですね。
例えば下記のような思い込み
美人=性格が悪いor 良い
お金持ち=ケチ・性格が悪い
貧乏=卑しい
全身ハイブランド=お金持ち
全身チープ=貧乏
美人=性格が悪い
ブス=性格が良いor性格が悪い
親が変=子供も変
子供が変=親も変
家が古い=貧乏
家が立派=お金持ち
・・・まだまだあるかもですが、
上記はそうではないことも多々あります。
一般的に思われていることと
真逆なことも多いので、
見た目や外側で態度を変えるのは危険です。
「見た目が9割」論は
一概には言えないですね。
全身安物をきている億万長者、
全身ブランド物のお金がない人
・・・そういう人も多いのです。
ということで、内側が外側には
ダダ漏れてしまうのは真実ですが、
しかし、隠せる部分でもありますから
眼力を養っていきたいものです。
あなたは見た目とのギャップを
見た経験はありますか?
ではまた明日。