私の母は、化粧をしない人でした。
私が小学生とか中学生の時は、
そんな母が恥ずかしくて、
化粧をするお母さんたちが
きれいに見えて、うらやましく
思っていました。
「お母さんも化粧すればいいのに」
そんなことを
何回か言った記憶がありますが、
母は出かけるときはファンデーションと
口紅を塗るくらいで、あとは
何もしない人でした。
逆に祖母は、いつも化粧をしていました。
もろもと色白な祖母でしたが、
さらにファンデーションを塗り、
眉を描き、頬紅、口紅を塗っていて、
田舎なのに、しっかり化粧をする人
だったのです。
若いときは、そんなふうに
自分の外見に手をかけることが
美しいと思っていましたが、
母の優先順位は働くことでした。
化粧することなど、
興味がなかったのか、
それとも本当に時間と気力が
なかったのかもしれません。
美意識が低かったのかもしれません。
母は生前、今から20年近く前頃かな、
入院したことがありました。
退院してから、髪を染めるのを
一切やめました。
母は白髪家系だったので、65歳位で、
7割、8割ほど白くなっていました。
母の母、つまり私の祖母ですが
祖母は髪を染めていたので、
髪の毛を染めなくなり真っ白な頭になった
自分の娘(私の母)へこう言うのです。
「さちこ…髪染めたら~?
おばあちゃんに見えるぅ~」
と、切なそうに言うのですが、
私の母は、自分というものを
しっかり持っていて、
誰からどう見られるかなど、
まったく気にする人でもなく、
「別にいい~、ババア見られても」
なんて言っていました。
髪の毛を染めない楽な感じが
気に入っていたのです。
今思えば、母は他人の目、
というのをあまり気にする人では
ありませんでした。
母は、畑で野菜や果物を
作るのを喜びとしていて、
あるとき、それをしている母の姿が
美しく見えた瞬間がありました。
化粧も何もしない、シミやらシワやら、
白髪やらで、外見を飾らないのに、
それでもなんだかきれいに見えたのです。
若いときには、わからなかった
違う意味での「美」、
自然に年をとった美しさとでも
言うのかな・・・
自然にどっぷり浸かり、
土にまみれ、田舎暮らしで
都会のきらびやかさもまったく
経験することなく、亡くなりましたが、
最後、棺に入っていた母は、
あまりにも美しくて、
びっくりしました。
今書きながらふと思いましたが、
私が死んだ直後は、交代で
口角を上げてもらおうと思います。
よろしくです。誰がやってくれるか
わかりませんが 笑
泣きながら生まれたので、
この世を去るときは、笑顔で逝く。
「笑顔で逝ったんだね」に見えたほうが、
私を見送る人が、切なさと
悲しさと寂しさが少なくなるから・・・
いつか急に外見的な美を
手放したりしてね・・・
実際今でも、まつエクやネイル、
美容院で髪を染めていると、
あまりにも時間がとられたり、
疲れたり、面倒になったりがあるので、
そんなときが着たらきたで、
第二のナチュラルなバアチャンになった
ワタナベの人生があるかもですね。
まだ若さや美に関して
執着していますが、いつか
スコーン!と抜けたりしてね。
手をかけた美しさがあるのに対して、
何もしない美しさ、自然に歳を取る
美しさというのもあるものです。
半世紀以上も生きていますと、
どこかで妥協する部分と、
妥協したくない部分が混在して
今の自分の身体と顔を作っています。
今はまだ老化に抗っていまして、
最近は、毎日ビデオ見ながら
エアロビをしています。
腸の治療のためにグルテンフリーや
乳製品を一切取らなくなって
一ヶ月が経ちましたが、
ちょっと身体のラインが変わり、
肌質も変わりました。
しかしそれらはアンチエイジング
というよりも、健康のため、
健康寿命を伸ばすために
神様からの借り物であるこの体を
大切にメンテしていこうと思います。
もちろん、もう一つの飾らない
自然に抗わない美しさも好きです。
樹木希林さんみたいな・・・
樹木希林さんを見ると、
母を思い出すほどです。
美しいなと・・・
若い頃にはわからなかった
自然の美しさ、というものも
あることを知りました。
あなたのお母様はどんなでしたか?
そしてあなたは美容に関して
どんな立ち位置ですか?
素敵な日曜日を!
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さて、本日13時からカオラボライブです。
お金を受け取る器の作り方なのですが、
感覚でやってきたことを、皆さんに
伝えるために、やっと言語化できました。
わかりやすく伝えようと思います。
6月30日午前中にカオラボ配信いたしました。
リンクからパスワードを入れて入室し、
PDFまたはWordをプリントアウトして、
下に添付してあるYouTubeから
お入りくださいませ。
ライブ中、コメントができますし、
他の方のコメントも読めて
視野が広がりアイディアももらえ
参考になりますのでお楽しみに!