「自信がない人」というと、
皆さんは、どういうイメージが
あるでしょうか？
きっとおとなしくて物静か、
平和主義で、いつも自分を責めていて
自己肯定できないので、
他の人よりもいつも自分が
劣っていると思っている。
目立ちたくなくて、
そして、自分を責め続けていて
なんだか息苦しい。
人の前で話すのも嫌で、
自分の意見を言うのが怖いと
感じている人。
ある意味上記のような人は
確かに自信がないかもしれません。
しかし、下記に書くような人は、
自信がないと思っていないのですが、
隠れ自信がない人の特徴です。
それは、いつも誰かに食ってかかる。
マウンティングしていたり、
誰かに批難されると、大騒ぎ。
周りに自分の味方をつけようと、
相手を悪者にして、悪口を
言いふらすのも、実は
自信がない人の特徴です。
強い＝自信がある
・・・ではないのです。
一見、このような人は
周りからは自信があるように
見えますが、本当の意味での自信が
あるわけではありません。
一人で自己肯定できず、
誰かに肯定してもらうことで
初めて肯定できるタイプ。
では、上記のタイプの人が
自信がないのに、自信があるような
気分になっているのはなぜでしょうか？
このタイプは、幼少期、子供の頃、
とても自信がなくて、何らかの原因、
たとえば親から認めてもらえなかった、
誰かにいじめられていた、とか、
他の人から嫌われていたりの経験があり、
潜在意識の奥底で、自信がない、
がインプットされています。
原因は様々です。
しかし、大人になり、
外的要因のもので、例えば、
地位や名誉、お金、自慢の恋人や
配偶者などが出来たりしますと、
土台となっている部分は
自信がないのに、後付けで、
一般的にみんなが憧れる要素を
自分が持っていることで、
歪んだ自信が構築されてしまう。
ですので、その人の外的要素の
自信になっている部分が
何もなくなった時に、
また自信がない状態に戻るか・・・
それともそのまま自信がないのを
隠すために、真の自分の弱さを
隠しながら生きていきます。
ブランド物に固執するほど
ブランド物が好き、というのも、
その要素があります。
この場合は、固執ですので
多少ブランドが好き、という
レベルのものではありません。
（もちろんお金があるから
買うので、一概には言えませんが）
真の意味で自信のある人の
特徴は二つです。
一つ目は、批判されても動じない。
二つ目は、意外に思うかもですが、
称賛されても、さほど喜ばない。
批判されても動じないのは、
自分に自信があるからです。
自分で自分を信じている、
自分で自分を肯定できているので、
他者からちょっと否定されたくらいで、
揺らぐことがないのは、自信の表れです。
しかし、隠れ自信がない人は、
ほんのちょっとの批判でも
とても弱く、怒り心頭になったり、
周りに言いふらし、自分の正当性を
言わずにはいられない。それは、
周りの人々にも同じように思って
もらいたい、という衝動が走るのです。
『弱い犬ほど吠える』というのは
本当にそう。自信がある人は、
周りから多少ひどいことを言われても、
常に冷静な対処をします。
感情がさほどかき乱されません。
と言いましてもね、
最近のSNSで炎上して
特定の誰かを叩きまくるような
状態があっても、心が揺れない、
というようなことではありませんので、
誤解しないでくださいね。
誰だって、不特定多数の
大勢から叩かれたりしたら、
心も折れてしまいます。
今日扱っているのは、
さほど、多少、反対意見に直面しても
そんなに動じない、という意味です。
自信のある人の特徴の
二つ目は、称賛されても
そんなに喜ばない、という点。
誰だって、普通、褒められたり、
承認されたら嬉しいものですが、
本当の自信がある人は、
他人からの褒め言葉でも過度に
喜ぶことはありません。
なぜなら、自分で自分を
肯定できていますし、
承認できているから。
なのでこの二つを簡単にまとめますと、
本当の自信がある人は、
多少、他者から何か自分の価値観と
違うことを言われたくらいで、
動じない、ということ。
それは自分を信じているし、
他人との違いも知っているので、
違った意見に面しても
価値観の違いを知っていて、
寛容だからです。
自信のある人は、
負けるが勝ちを知っています。
自信のない人は負けられない、
といつも他人と戦うのです。
なぜなら、幼少時代、
いじめられた経験がありますと、
生命危機ほどではなくても
本能的に、いじめられる側は
危険であることを察知して、
そちらのサイドに行かないように
潜在意識の奥底で避けようと
するからです。
一つの傾向ですから、
全てに当てはまるわけではありませんが
本当の自信をつけたいなら、
外的要素で固めようとしても
本物の自信にはつながりません。
一時的には、外見の要素は
自信につながりますが、
内面が変わるまでは時間が
かかるものです。
お金がたくさんあっても、
ブランド物を身につけても、
それはただの外側だけの
ある意味、薄い鎧を着た状態。
真の意味での自信は
誰とも比べず、少しずつでいいので、
自分がしてきたこと、自分の小さな
成果に注目し、一つ一つ積み木を
積み上げていくように、
やってきたことを認めること。
他人と比べるから認められないのです。
他人を基準にしないこと。
真の自信を構築するには、
そこからが、始まりです。
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