前日のステイ先の、湿ったベッド、

カビ臭い部屋、破れかけたカーテン…

 

 

それらすべて一瞬で忘れられる

子どもたちの笑顔に出会い、

いい意味での複雑な心境を味わいました。

 

 

もてなしの精神に長けた

インドの人々の温かい気持ちに

何か答えられることはないか?

と頭の中がフル回転でして、

学校にアテンドしてくださった

1年のボランティアを終えようとしていた

美麗ちゃんとブレインストーミング

しながら、たくさん話しをしました。

※美麗にちゃんにインスタライブにて

インタビューしていますので、

消える前にご覧くださいませ。

 

 

 

Nareshwadei Learning Center

 

 

 

写真ではふたりとも難しい顔をして

話し合っていましたが、

学校が抱える問題も多数あり、

この学校では何が必要なのか?

そしてこれからのインドの発展に

何が必要なのか?

 

 

世界レベルになりますと、

微力過ぎる自分の力なんて

ノミのような力なのかも知れませんが、

今回、お持ちしたカオラボの収益は

あとでお伝えしますが、問題の一つが

解決されるものとなりました。

 

 

話の中で結局たどり着くところは

雇用と教育です。この学校の

卒業生たちが教育を受けて、

それを生かしてみんなが仕事に

就くことが必要なことまでは

わかりますが、そうなるために

できること・・・まだまだ

課題や山積みです。

 

 

美麗ちゃんと話していて、

そのなんとも言えない複雑な心は、

次に進むステップだったり、

何か大切な答えをみつけるのに、

とても良いことだからです。

 

 

微力でも、何もしないよりはいい

と私は思うほうなので、

できることをしたいです。

 

 

 

さて、昨日、1日で400枚の写真を撮り、

どれも紹介したい気持ちですが、

もう、何十枚も写真のアップに

なりますので、端折ってお伝えします。

 

朝食です

 

 

 

午前中は、インスタライブもしながら、

ワークショップを楽しみました。

ワルリー族の壁画を再現した絵を

書いてみる、ということにチャレンジ。

布に書くわけではないのですが、

この絵のルールに従って、

真似して書いたり、自分のストーリーを

作って書いたりなどしました。

 

 

 

 

じゅんちゃんの絵が笑えたのですが、

自分を中心に書き、脇に男二人が

じゅんちゃんのために、酒を継いだり、

給仕をしている様子でしたが、

マイライフストーリーだそうです 笑

らしいわ・・・

 

 

 

さて、次に構内を見学するのですが、

美麗ちゃんはクラスでは人気者で、

通り過ぎるたびに、教室内に

向かい入れられ、私達も少しだけ

授業に参加させていただきました。

 

 

 

 

写真が大好きな子どもたちでした。

英語も学んでいますので、

インドっぽい発音で聞き取りにくいですが、

なんとか意思の疎通が取れるのが

うれしかったです。

 

 

 

 

そして、上の写真で

私達は、1人の女子生徒から

飴をもらいました。今日は彼女の誕生日。

誕生日の人が周りの人に

プレゼントをするそうです。

なんて素敵な習慣でしょう!

 

 

自分の誕生日にそれを実行したら、

なんかステキだな、といいアイディアを

いただいた気分でした。

 

 

 

 

 

一つとても気になったことがありました。

子どもたちがとても小さい、ということ。

 

 

小学三年生くらいかな?

と思って入ったクラスの子たちは、

小学6年生だったり、小学校

高学年かな?と思ったクラスは

中学生だったり・・・

 

 

 

 

インド人が小さい、というのも

多少はあるものの、しかし、

それだけではなくて、栄養失調だ、

ということだそうです。

 

 

寮の生徒は一日3食食べられるのは

いいのですが、通っている子達は、

この学校でしか食べられない子がいたり、

家で食べられたとしても、

栄養が行き届いたものではないので

そのような問題があるそうです。

 

 

 

 

人間の三大欲求の中で

食の部分は生きる上で絶対的に

必要な部分なので、切なくもなります。

 

 

最近、ツイッターなどでは、

「お金上げます」とか、一般人に

書いている人がいますが、

日本はとりあえず食べられますし、

携帯持っている時点で、極貧という

わけではないので、生き金にしたいなら、

こっちに回してよ、とよく思います。

 

 

 

 

学校の生徒は、700名です。

世の中のお金の使い道に困るほどの

お金を持っている人は結構居ますが、

そのお金をここに分けて欲しいと

思うほどです。

 

 

 

 

 

さて、話をガラリと変えますね。

お給仕場を見学させていただきました。

色鮮やかなサリーを着たご婦人たちが、

700名分のご飯を作ります。

 

 

 

 

なんだか、この地べたに座って

彼女たちと一緒に居ますと、

馴染む感じがします。

 

 

そして、みんな緑のバングルをしていましたが、

これは、既婚者である、という意味だそうです。

なんか美しいですね。

 

 

 

 

 

 

さて、給食の場面です。

インドにはジェンダー問題というのがあって

簡単に言うと、男女格差です。

 

 

授業でも、右と左で男子生徒と

女子生徒が別れて座っていましたが、

給食も同じくわかれて食べるのです。

まだまだ根強いものがあるようです。

 

 

 

 

 

ご存知の通り、手を使って食べます。

右手でご飯、左手でお尻を洗う、ので、

不浄の手のようです。

 

 

 

 

 

上手に食べますね。

ブッチも右手で食べることに

チャレンジしていました。

もう、すっかりインド人にしか

見えませんでした。笑

 

 

 

私達も昼食をいただき、

午後2時から、ブッチもヨガをさせて

いただくことになりました。

 

 

子どもたちとみんなで移動して、

ホールに集まります。

 

 

 

 

ブッチのヨガを見てもらい、

簡単なヨガポーズに

チャレンジしてもらうことに。

 

 

 

 

 

なんだかブッチを見ていますと、

どう見ても現地の人にしか見えず、

子どもたちにも「ぶちーぶちー」言われ、

かなり馴染んでいました。

 

 

 

 

最後にこちらの先生による瞑想に

参加させていただいたのですが、

なんと、瞑想は法律でも

決められているそうです。

 

 

 

良いことですね。

ストレスが多い社会にあって、

心を落ち着かせる瞑想は、

いろんなよい効果があらわれると

思うのです。

 

 

 

 

写真を撮ってくださった

じゅんちゃんいわく、薄目開けていたのは

ブッチだけでした!と言っていまして、

私も「何やってんのー!ぶっちー」とかって

責めていましたが、3人で写真をチェックしたら

私も薄目開けて、集中していない顔が

バッチリ写っていました 笑

おしりが痛くて無理でした。
 

 

 

 

 

 

それに比べて、心が美しい美麗ちゃん。

様になっていますわ。

 

 

 

 

 

 

 

ヨガの聖地インドで、子どもたちと一緒に

ヨガをさせて貰う機会なんて

珍しいことなので、ありがたかったです。

 

 

 

最後のミッションは、

校長先生とディレクターの方と、

学校の現状と寄付の使い道に

ついての話し合いです。

 

 

野良ちゃん親子がついてきます。

美麗ちゃんがかわいがっているので、

ついてくるのと、私は初めて会った

瞬間から何度も食べ物をあげているので、

ずっとついてきます。

それでも飼われているわけではないので、

食事が与えられるわけでもなく

野生の犬、の立ち位置だそうです。

 

 

 

 

話し合いでは衝撃的なことを

聞かされます。政府がこれまで

ずっと援助していた食品の

打ち止めが決定されたそうです。

 

 

金額にして月に15万円ほど。

インドでの月に15万円はかなりの金額です。

さらに、先程ヨガをやった場所の

スピーカーも壊れてしまい、

それも直さなければならない現状ですが、

それも15万円かかるそうです。

 

 

 

 

 

こちらでは、寮生1人1年間に

かかる費用は、18000円だそうです。

2万円もしないで、1年間も三食付きで

寝泊まりして、教育も受けられるそうです。

 

 

なので、私達日本人がする寄付というのは

本当に貴重で、助けになります。

 

 

 

今回、寄付に関しては、急な変更があり、

わずかな現金しか出来ないと

思っていましたら、法律が変わり、

今度は振込しかできなくなったそうです。

 

 

それは私にとってはとても

都合が良くて、当初の予定していた

100万円を振り込めるようになるからです。

そして、それらは政府から食品が

打ち切られる時期とあっていた、

ということもあり、タイミングがよかったです。

スピーカーも直せるようです。

 

 

金額を言ったときに、

「オーマイガー!」と言っていて、

その金額に驚いていたので、

ひとつだけ、小さなお願いをいたしました。

 

 

私は個人的にですが、

犬猫の活動を個人的にされている方に

わずかばかりですが、エサ代として

お金を渡したり小さな援助を

しているもので、動物たちの活動も

陰ながら支援していることを伝え、

今回する寄付の一部を、どうかこの子達の

餌のために使ってもらえないかどうか、と

お願いしてみました。

 

 

答えは、Yes!でした。

この子達にフードを与えてくれるそうです。

 

 

昨日の記事のコメントで、

この子達の心配をしてくださった

読者さんがいらっしゃいましたが、

私もまったく同じ気持ちでした。

 

 

 

 

 

胸が痛くて、たった一日の滞在でしたが、

何度も何度ももっていった

カロリーメイトを上げましたが、

一時的なものにしか過ぎませんでした。


 

 

 

 

 

 

しかし、メンバーさんのおかげで、

この子達のフードも上げてもらえる

ことになりました。

言ってみるもんだわ・・・とも

思いましたが、ホント、よかったです。

 

 

 

 

 

 

その約束をしてくれて

最後に記念撮影です。

校長先生は、寄付のことを感謝してくださり、

来年はもっと長く滞在してください、

と心温まるお言葉を頂戴しましたが、

「もう、おなかいっぱいです 笑」と

日本語で言いましたが、美麗ちゃんは、

通訳しないでくださいました 笑

 

 

 

 

 

寄付の使い道に関しては、

報告してくださるそうです。

それは、私達のお金がどのように

使われたかは、励みにもなるからです。

 

 

そして、私は代表してお金を集まることは

いたしませんが、みなさんが個人的に

こちらの学校に寄付ができるように

橋渡しをすることができます。

 

 

 

それはまたあとで詳しくお伝えいたします。

最後に、こちらにご縁を紡いでくださった、

ビズネア敦子さんには感謝いたします。

熊野筆のセミナーには3回連続で

来ていただき、仙台のセミナーにも

足を伸ばしてくださいました。

 

 

 

その縁があり、フランスでもお会いでき、

またこの地で会えるとは。

そして敦子さんの娘さんである

本当に麗しい美麗ちゃんをとうして

この学校に来れましたことも

感謝いたします。

 

 

 

 

ここにたった1日いただけですのに、

10日以上もいる気分になるくらい、

経験することがたくさんありました。

 

 

与える精神ともてなしの精神に

あふれているインド人のみなさんから

教えていただいてことは、日本に

戻ってからも実行していこうと思います。

 

 

ではまた明日。

 

 

【業務連絡】

カオラボのメンバーさんへ

9月19日にメール配信しております。

9月23日日本時間21時から

質疑応答LIVE動画あります。

限定公開のURLを送っております。

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ご連絡くださいませ。

nishimori@wjproducts.com