無事、到着いたしました。
バタバタで、何にも準備も
パリの前知識も一切入れてこなくて、
久しぶりのパリは、以前のパリとは
違うということだけ聞いていましたが
どんな感じか、皆さんにも旅気分を
味わっていただけたらと思います。
（あ、明日の記事からね）
一人では何もできなかった
（したくなかった）自分が、
一人で準備してパリに来たかと思うと、
52歳の大暴れ感があります。
ホテル内
若い時から、ストイックに
アクティブに動いてきた人にとっては
当たり前のことでも、英語という壁、
そして、出不精、計画情報収集嫌い、
ペットと離れたくない症候群、
方向音痴・・・
それらを超えての海外旅行は
私にとっては大きな進歩です。
今日の記事は、パリとはまったく
関係ないのですが、パリ写真とともに
お送りいたします。
ホテルの部屋
今日の記事はおすすめ映画です。
飛行機の中で見た映画、
「母が亡くした時、
僕は遺骨を食べたいと思った」
のレビューをしたいと思います。
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本当に本当にいい映画でした。
自分の母と重ねて見ていた部分も
大きくて、最初からずっと
泣きながら拝見いたしました。
実話をもとに書かれたのですが、
映画の中でも語られていましたが、
本当に親の死を経験した時に、
人としての成長を感じることができます。
悲しいものではありますが、
それを乗り越えた時に、
大きな成長を感じることが
できるのも、不思議なものです。
以前のブログにも書きましたが、
それはまるで、親は死をもって
子供に最後の教育をするかのようです。
その死に様を持って、
いろいろと子供に教えるかのようです。
映画の中主人公のサトシは、
末っ子で、子供の頃から甘えん坊で、
泣き虫で、お母さんが大好きで。
大人になってから、
母のガンの宣告を受け、
親がこの世からいなくなってしまう
恐怖と戦いながら、母を励ますのですが、
母親が、死の準備をするときに
耐えきれなくなり、子供のように
泣きじゃくりながら、
頑張っている母に「がんばれ！」
と言って母を苦しめるのでした。
このあたりは、
私も胸が苦しくなります。
私の母も、私のために生きることを
がんばってくれていたから。
映画の中で、サトシが免疫力が
あがるようにと野菜ジュースを
作って飲ませるシーンがあるのですが、
それはうちの兄が一日5回、
にんじんジュースを母に作ってあげて
飲ませていたシーンと重なります。
最後の方は、にんじんジュースも
飲めなくなり、やせ細っていく母を
見ているのがとてもつらかったですが、
この時期、私はまるでサトシのようでした。
家に帰っては、子供のように、
「お母さん死なないでーーー
うぇーーーーーん」と声を上げ
泣きじゃくっていたからです。
部屋から見える景色
映画の中では、
母親が息を引き取ったときに
サトシは、「終わった」と言いましたが、
母の苦しみも、病院を行き来することも
自分の母の死への恐れも含めて
全部、終わった・・・という
ことなのでしょう。
そのあと、父親の壊れっぷり、
部屋は荒れるわで、
「もう、何もいらない！
お金も株も、何もいらない！
死にたい・・・」と言いながら
子供のように泣きじゃくる姿を
サトシが見た時に、サトシは
「自分は父親に似ていたのだ」と
はじめて知る様子は、
私もまったく同じ経験しました。
コーラが好きなことも、
ある部分はノミの心臓で
とても神経質な部分も、
以外にきっちりしているところや
夜型、朝弱いところとか・・・
母が亡くなった後に、
自分が父にあれも似ている、
これも似ている。えー？そんなとこまで
私は、大嫌いだった父に似ていたのか、
と笑えるくらいでした。
この映画は、まだ
親の死を経験していない人々は
親の死を迎えるに当たり、
様々なことを考えさせられることと
なると思いますし、
そして、同じく母親の死を経験した
人々にとっては、思いと心の整理と、
悲しみを出しきれなかったものが
膿（ウミ）のようにでてくるような
感覚になることでしょう。
この映画の最後にサトシへ
母からのプレゼントが亡くなった後に
渡されるのですが、最後まで親なんだ、
ということが胸に刺さります。
田舎育ちなので、
親とは表面的には、
希薄な関係ではありましたが、
亡くしてから親っていいものだな、
と強く思うのでした。
残された男やもめの父。
正月に帰ったきり、忙しさにかまけて
一度も帰っておらず、気になりながらも、
仕事ばかりしていて、ちょっと
良心が痛いんでいます。
父の時には、見送れるように
したいものです。父が母に対して
「一人で逝かせたくない」と
何度も言っていた、ということは
自分がそうだからなのでしょうね。
父の最期に、また何か大きな
学びと成長が得られそうです。
・・・が、まだまだ長生きしそうです 笑
さて本日は、ちょっと歩ける範囲で
観光して、夕方からは仕事でして、
パリ在住のあの御方に、
インタビュー動画を撮ってきます。
そちらのインタビュー動画は、
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お楽しみに。
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