日本書記 いなばの白ウサギの話は

誰もが聞いたことがあるお話でしょう。

そのお話の中に登場する

神々の中でも一番の優しい

大黒様とウサギの物語。

 

 

簡単にストーリーを書きますと、

ウサギは向こう岸に渡るのに

ワニたちを騙して、自分の仲間とワニの仲間が

どっちが多いか比べっこ!と提案し、

ワニたちが並んだ時に、数えるふりして

ワニの背中の上をピョピョンと渡り歩きます。

 

 

あとちょっとで向こう岸に着く時に

ウサギは騙せたことがうれしくなって

ワニにそのことを言ったそうで、

ワニは怒ってウサギの背中の皮を

はいでしまったそうです。

 

 

そこに、神様たちが歩いて渡り、

皮を剥がれたウサギに対して、

「海水を浴びて風に当たると治る」と

ウソを教えて、そのとおりにしたウサギは

痛くて泣いていたわけです。

 

 

神々の後ろを歩いていた、

一番心優しき大黒様はかわいそうに思い、

すぐ真水で洗、蒲(がま)の穂を積んで

その上で寝転ぶように伝え、

ウサギはそのようにして治ったとさ。

めでたしめでたし。

 

 

大黒様とうさぎちゃん

 

 

・・・なストーリーでしたが、

他の神々は、ウサギにウソをついて

苦しむように仕向けましたが、

大黒様はそうしなかった、という話で、

ひとつ思ったことがありました。

 

 

さて、あなたが神ならどうするか?

 

 

ウサギは、ワニを騙したわけです。

その報いが身に降り掛かったわけですが、

それでも、慈愛の気持ちを持つのか?

 

 

一昨年からお不動様とご縁があり、

お不動様もまた、罪を憎んで

人を憎まずの神様。

 

 

お不動様は

厳しいお顔をされてはいますが、

慈愛のお心を持つ神様です。

 

 

お不動様の場合は、

女性性の愛ではないものの、

根底に流れるのは、やはり

同じく心優しき愛情と慈悲の愛。

 

 

慈愛の気持ちといえば、

キリストやマザーを思い出しますが、

そこまで広い愛や深い愛を

自分は持てないかもしれませんが、

私にとって「慈愛」「慈悲深さ」は、

一生涯心の中に続けたいテーマでもあります。

 

 

さて、初の出雲大社から感じた気は、

まさに、母性のような、女性性に溢れる

とても温かな気でした。

 

 

 

 

昨年は二度ほど伊勢神宮に

お参りに行きましたが、

顕著に違う気が流れているのが

わかりました。

 

 

 

 

神道系は全く詳しくないのですが、

詳しくないからこそ伝えられる

表現かもしれませんが、

伊勢神宮は、ピン!とかキン!と

張り詰めた気を感じ、

 

 

出雲大社は柔らかな、温かい母の

お腹の中にいるような心地よい

気が流れる感覚でした。

 

 

 

 

せっかく来たのでご祈祷も受けまして、

兄の商売繁盛、私の良縁(笑)も

含めてもらい、ご祈祷が始まりましたが、

太鼓の音と笛の音、そして

鈴の音を聞いた時に、なにやら

懐かしい気持ちで胸がギュ〜となりました。

 

 

実は神社のご祈祷は生まれて初めての経験。

神社でお金を使う、という行為は、

それもまた貢献の一つ。

なにか購入することもお賽銭も、

建築物の整備も清掃もそれらに

かかっていますので。

 

 

で、ご祈祷の時に、

隣に座った老夫婦いらっしゃいまして、

丸まった背中で二人で座っているのを見て、

これまた私の両親を思い出して

泣きそうになり、さらには、

その老夫婦は出雲大社は3回目で、

息子が全然結婚しないので、

良縁に恵まれるようにとのご祈祷に

いらっしゃったそうです。

 

 

その話を聞いてまた胸がギュ〜となり、

母が亡くなってからそういうことが

とても多くなりました。

年をとると涙もろくなる、とは

本当ですね。

 

 

自分以外の人の幸せを祈る気持ち、

そして、温かな慈愛に満ちた気持ちは、

きっとその種の波動を持つ神様と

ご縁があるのかもしれない、と

勝手ながら思いました。

 

 

出雲大社は、これまでお参りした

どの神社よりも気が合い、

私の心を温かくしました。

 

 

ありがたいことに、今年4月18日から

仙台⇆出雲間の飛行機の便がはじまりました。

 

 

 

この度は、混み合っていて

予約がとれず、羽田から飛びましたが、

もう羽田発は懲り懲り・・・

次回からサクッと出雲にいけますので、

ちょくちょくお礼参りに行きたいと思います。

 

 

島根県の皆様も、

どうぞ仙台にいらしてくださいね。

先日の大阪フェアで開催した内容のセミナーは、

9月9日で仙台で開催しますので、

どうぞ、仙台観光を兼ねていらしてください。

飛行機時間に合わせた仙台観光を

ピックアップしておきますね。

 

 

島根県に恩返しをしたい、と言った

弊社でも動画で大変お世話になっている

トリップウィーバーの山下ミカ氏。

なんだか私も応援したい気持ちになりました。

 

 

 

 

ついでに今回のお宿でね、

一つ感動したことがありました。

まずはこちらの記事をお読みくださいませ。

※最近残念に思うこと

 

 

年々、高級ホテルも旅館も

コーヒーはマシンに切り替わっています。

そんな中ぁぁぁーーーー!

なんと、こちらの旅館では

お豆のままで置いてありました。

ガリガリと一緒に。

※注 ガリガリとは・・・

ミルのことをワタナベはガリガリと呼んでいる(笑)

 

 

 

 

なんて粋なんでしょう!!

そして、お豆も新鮮なものでして、

最高に美味しかったのです。

 

 

温泉から部屋に戻った時に、

まだコーヒーの香りが残っていて、

この香りに包まれて何とも言えない

幸せな気分になりました。

 

 

 

 

ま、朝食のあとのコーヒーは残念ながら

マシンで作ったコーヒーでしたが、

もう、最近はホテルでコーヒーを頼む時に、

「マシンで入れたコーヒーですか?

それとも、ドリップですか?」

と聞くようにしています。

(サイフォンはほとんどない!)

 

 

高級なカフェでも、最近は

マシンで作ったコーヒーが出ることが

多くなりました。コーヒー代を

1000円以上も支払って、マシンで

作った、コーヒーが出てきたら、

心底残念極まりないです。

 

 

 

 

ちょっとしたコーヒー好きにとっては

たまらない粋な計らいでした。

 

 

パワーをチャージしたので、

たまった仕事をまた本日から

がんばらないとです。

 

 

 

日記に付き合っていただき、

ありがとうございました。

ぜひ、出雲にいらしてみてくださいませ。

大黒様のような慈愛に満ちた気を

どうぞ感じてみてくださいませ。

 

 

ではまた明日。

 

4月20日LINE BLOGは

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