ふと、ずいぶん昔の話を思い出しました。

友達から聞いた獣医さんの話し。

 

 

友達のハムスターが

死にそうになったとき、

友達はパニックになって

どうしたらいいかわからず、

近くの動物病院に連れていったそうです。

電話もせずに・・・

 

 

ハムスターの命は、

文字通りのサイズで言えば小さいですが、

一人暮らしの彼女にとっては、

大きな犬だろうが、猫だろうが、

小さなハムスターだろうが、

家族と同じ存在だったはず。

 

 

ちょっとハムスターの話に反れますが、

たしかにね、ハム、かわいいんだわ。

 

 

当時、漫画の「ハムスター研究レポート」

という漫画が流行ってて、

それまではどうしてもハムスターは

ネズミにしか見えなかった私ですが、

その漫画のお陰で、ハムスターとご縁があり、

飼うことに。この本、オススメです。

 

 

 

 

 

その漫画を貸してくれた家が、

大のハムスター好きで、

どんどん増えていくものだから、

私も女の子のハムスターを迎えることに。

 

 

あんなに小さくてもちょっと人間ぽかったり、

ドジだったり、一生懸命だったり・・・

 

 

くるくる回る、あれ、なんて言ったかな?

あれに乗って必死に回っている姿に、

人生どん底だった30歳位だった私は

幾度となくハムの存在に励まされたか。

ハムもがんばっている!

私も頑張ろう!と。

ちなみに名前は一匹目のハムはリリィちゃん。

二匹目のハムは男の子でトム。

 

 

ハムスターの寿命は2年ほどで、

それがまた悲しいのだけど・・・

 

 

で、話をハムを飼っていた友達の話に戻しますが、

ハムが病気になって動物病院に連れて行ったそうです。

意識がなくなっていた状態で、

でも、もしかして病院に連れていけば!

と思って泣きながら連れて行ったそうです。

 

 

先生は、ハムを大切に扱ってくれて、

待っていたワンコニャンコよりも

先に通してくださったそうです。

 

 

そして、先生は「心臓マッサージしますね」

と言って、人差し指で心臓をキュッキュと

何度か押し始めたそうです。

 

 

意識を失ったハムスターを

泣きながら連れ込んだ友人を見て、

先生は心臓マッサージをしてくれた・・・

もしかして、ハムスターだから

何もしてくれないかも、と思ったけど、

連れて行ってよかったとのこと。

 

 

友達が言うには、今振り返ると

あのとき、ハムは死んでいたのだと思う。

だけど、先生は私の気持ちを汲んでくれて、

必死でやってくれたのかもしれない、と。

 

 

心底優しい先生だな、

とその話を聞いて、思いました。

優しい気遣い、とはそういうところに出ますね。

 

 

 

あああ・・・これ書いていて、

一つムカ付くこと思い出したわー。

話があちこち飛びますが、

その獣医さんとは間逆な例。

今住んでいるところに引っ越してまもなく、

モモが急に具合悪くなり、ぐったりしました。

 

 

今まで通っていた動物病院は遠かったし、

いつも非常に混んでいるので、

とにかく一番近いところに・・・と思って

電話をしてタクシーで急いでいきました。

 

 

そこの病院は、一番混みそうな時間なのに、

待ち人は一人もおらず、すぐに検査。

60歳位の女の獣医さんでした。

 

 

そして一通りの検査が終わると開口一番、

「もう無理ですね。今夜死ぬかも」と。

 

 

いきなり先生からでた言葉が「死」。

動揺するし、涙はでるしで、

そして、先生のその投げ捨てたような言い方にも

腹が立ちました。そんな言い方って・・・

 

 

私はもう、すっかり意気消沈して

ただただぐったりするモモを見て

泣いているだけでした。

 

 

ところが(元)夫が急いで駆けつけ、

ぐったりしているモモをみても、

「あきらめるな!」と言って、

以前に通っていた動物病院に連れていきました。

 

 

そこは人気すぎて、とにかく待ち人数がすごい。

だけど、腕がいい、最新の技術、だけでなく

先生たちみんな心根がいいのです。

 

 

「今夜死ぬかも」と言った病院が

なぜ患者がいないのかは、すぐに分かりました。

居心地が悪い、配慮がない、言葉を選ばす辛辣。

態度も悪い、優しさのかけらもない・・・

その病院には1時間ほどはいたと思うのですが、

その間も、誰ひとり患者はきませんでした。

 

 

結局モモは「今夜死ぬかも」と

言われてから2年と5ヶ月ほど

生き延びたのです。

 

 

それからは、多少遠くても、

やっぱり元いた病院に行くようになりました。

待ち時間2,3時間はつらいんですけどね。

それでもやっぱり優しいところに行きたいです。

 

 

人が集まるところには、

愛があり、優しさがあり、

そして、心地よさがあるんでしょうね。

 

 

ハムスターに

心臓マッサージをしてくれた獣医さん。

あなたのような優しい人間になりたいです。

 

 

こういう資質、というのは

もちろん持って生まれたものでも

あるのでしょうが、人の特質は

感動した時に、そしてそれを意識した時に

そういうふうになれるもの。

 

 

私は、大雑把な人間ですから、

なかなかこういう資質は遠いものですが、

細やかな配慮できる人間になりたい、

とまずは頭に、そして心にポン!と置き、

意識して生活したいと思います。

 

 

ふと、人差し指を見ていたら、

人差し指でハムの心臓マッサージをした

先生を思い出しまして、今日の記事を

書くに至りました。

 

 

ではまた明日。

 

 

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