顧客の立場になると、軽くあしらわれているな、とか

馬鹿にされているな、とか、この営業マン、

めちゃめちゃ賢い人だわ、とか、セールスの仕方から、

様々なことを勉強させてもらっています。

人間ウォッチングが楽しいですね。

私も営業の仕事は色々といたしましたので、

顧客の立場のみならず、営業マンの立場で

物事を見ることもあります。





で、今日の記事は、私のただの価値感、

主観程度のことですので、さらりとお読みになってみてください。





以前は、一戸建てやマンションのモデルハウス見学が趣味でした。

何せ夫が若いものですから(さらに若く見える)、

二人で普段着とかで行きますと、

「お前らに買えないだろう?どうせ冷やかしできてんだろう?」

みたいな態度を営業マンに取られることも多々ありました。

つっけんどんな対応に、さらにアンケートすら取らない。





普通、モデルハウスに行きますと、

アンケートとか書かせられることがほとんどで、

営業マンはそれからパンフレットを送ったりして

営業をかけて、見込み客にしていきます。





人を見た目で判断する人は、最初から営業する気なし。

しかし、賢い営業マンは違います。

もし、お金を持っている風に見えない

若い夫婦が見学に来たとしても、

その両親が持っているかもしれない、という視点で、

二世帯住宅を勧めてきたりします。

「今度、ご両親と一緒に見に来てください」とかね。





対応もご丁寧で、腰が低く、そして、

アンケートもお願いされ、もし、今買えなくても、

いつか買えるかもしれない、という視点を持っており、

パイプはつないでおこう、と思うのでしょう。

見込み客増えますね。営業をかける見込み客がいなくなれば、

買う可能性が低く見える人たちでも、たまには顔を出すとか

声をかけるなどして、その関係を温めることをしています。





客としては、そういう偏見のない態度を持ち、

丁寧な対応をする営業マンから買いたい、

という気持ちになりますね。

特に、私はそうした部分を大事にしています。





数年前に、ランボルギーニを見に行ったことがありました。

ランボルギーニを見せてもらった時は、対応がちょっとね・・・

・・・トランクを開けて見せてもらった時、

私は、「狭いですね!荷物、入りませんね?」と言ったら、

「まぁ~、荷物運ぶ車じゃないんで・・・笑」鼻で笑ってました。





で、それに対して私は、

「いやほら、旅行とかの時、スーツケースつむでしょ?」

って言ったら、「こう言うお車に乗られる方は、

前もって荷物は飛行場に送りますから 笑」と、





・・・ああ言えば上祐。

・・・コンニャロメ(笑)






もっと違うところにセールストーク使え!

とか心の中で吐きまくっていましたが(笑)

買うことがあっても、お前のところでは買わん!

・・・とかって思ったりしてね。





で、1年ほど前に今の車を買ったんですが、

買う前に一応、リサーチというのをしました。

アメ車ですから、値段はどこも変わらないのは知っていましたが、

そのお店の雰囲気や、アフターサービスや

あとは営業マンの態度がいいかどうかなどを見ます。





買う前に3軒ほど見に行きました。

1軒目は、普通の対応。普通と言っても、

外車を扱うディーラーさんは、お客さんに媚びませんし、

買って欲しい態度もあまりしませんし、セールスしません。

値引きもない模様・・・それは初めて知ったのですがね。

つまり、買いに来る人は、お金がある人たちばかりなので、

値切らない、だから値引き、ということもないそうです。





で、2軒目。

人間味のある、心ある対応でした。

そこの会社の社長さんが、マセラティに乗っていらっしゃってて、

営業マンは「マセラティ、見ていきますか?」と

車の営業とは全く関係なしに、車好きな私たちに

車を何台か見せてくれました。超好印象。





そして、3軒目・・・

ここは、ひどかった・・・今日のネタ。

もちろん、営業妨害したいわけではないので、

どこかなどは書きませんが、そんなに人を見下さなくても・・・

と思える対応でした。





こんなにも人を偏見の目で見て、人を見下し、

それを言葉に表して顧客に伝えるとは、驚きを隠せず、

途中から人間ウォッチングに徹しました(笑)





ま、夫婦揃って、破れたデニムに、Tシャツという

なんともカジュアルな格好で行ったのでね、

服装と夫の見た目年齢で判断されたのかと思うのですが。

そのクソ営業マンは「一般人」という言葉を使ってはいましたが、

会話の前後関係からは、その「一般人」という言葉は、

差別的に「庶民」という言葉を使っているかのような意味合い、

何度もその用語を使っていました。





私は、営業マンの話を聞いてて、怒りを通り越して、

この人は、客にどこまで失礼なことを言うのだろうか、

と、逆に興味深く聴いていました。





「うちは一般人のお客さんがいなくて、

医者とか弁護士とかがお客さんばかりなんですよぉ~」

「みなさん、ヨーロッパ車ばかり買われますね」

「うちで、アメ車なんて買う人、いないですね」





もう、どれも「で?」って言いたくなるような話ばかり。

私は、丁寧過ぎるくらいバカ丁寧に

「御社様の顧客は、医者と弁護士だけなのですか?

○○さん(営業マンの名前)が言われる、一般人は

顧客にいなくて、そして、ここでは、コルベット(アメ車)は

売っては下さらないのですか?」と聞きました。





「いや、そうではないですが、うちのお客さんは、

ヨーロッパ車が多くて、みんな紹介でうちに買いに来るんですよ」

私は「あ、ということは、御社様は、一見さんお断りのだったのですね・・・

申し訳ございません。存じませんで・・・」と言いました。





「そんなことはないですが、アメ車は人気ないですよ」

・・・って、おまっ、アメ車が好きで、

アメ車を買いに来てんだ、バカヤロー!って話で、

アメ車が欲しい、って言っている客に向かってそれはないでしょ?

で、極め付けはこんなウソを言っていました。





「アメ車買って、故障した時に、部品とかないから

車壊れたら終わりですよ」・・・って・・・

思わず、アワワワワワワ・・・すごい営業トーク(笑)

バカでも、そのトークだけは嘘だってわかるでしょ?





私はこう言いました。

「はぁ~?ならば、アメ車売っている会社、

車売った後に、故障して部品なくて、

アフターもできなかったら、

顧客が怒って、変なウワサ流されて、

潰れんだろがぁーーーー!!アホかー」







・・・という内容を、

バカ丁寧な言葉に、脳内翻訳機で、翻訳しなおしてから

その営業マンにお伝えいたしましたでございます(笑)





私は「売っていただけないようなので、帰ります。

ここに来る前に見てきた、すぐそこの○○自動車さんは、

私たち一般人にも、売って下さるみたいなので、

そこから買うことにします」と言い放ったら、

やっと、私たちが本気で買うつもりであることを

理解したみたいで、そのあとの手の平を返したような対応が、

見ていて可笑しかったです。あたふたあたふた・・・

あわわわわ・・・みたいな。そして、

一応引き止めようとする言葉虚しく、

私はもう立ち上がって、バカ丁寧に頭を下げて

帰ってきました。





そして、結局買うことにしたディーラーさんに

そこで受けた経緯を(会社名は伏せて)話しました。

私は、「服装や乗っている車で、その人を判断しますか?」と

聞きました。すると返ってきた答えが、





「うちに来るお客さん、漁師とかも多くてね、

軽トラできて、長靴に汚い作業服でくるんですよ。

で、来たその日に何千万円もする外車1台、

現金でポンって買っていくような人が多いんで、

見た目で判断は、絶対にしませんよ」





そういうことなのです。本当、わからない。

見た目が9割・・・という言葉もあるかもしれませんが、

それは一応、心の中に秘めておいて、

服装や年齢などの外見的要素に振り回されず、

それ以外の部分を洞察していものです。





外的要素で人を判断するのは非常に危険です。

もちろん、ファーストインプレッションは

外見でしか判断できないものですが、

しかし、絶対的な情報というのは、

そこで100%得られるわけではなく、そして、

自分にそれが見抜けるなどども思わないほうがいいですね。





さっきのディーラーのクソ営業マンみたいに、

医者だの弁護士だの、そしてお金があるなしばかりを話題にして、

一般人(庶民)を見下すような話し方は逆に品がないですね・・・

そういう方々を相手にしている自分、という立場を、

何か勘違いなさって、一段上にいるような

感覚にでもなっているのでしょうね。

別に、自分が医者でも弁護士でもないのに・・・アホか・・・

心の貧しさって、まずは言葉に表れるから。





そういうものでしか、人を判断できない心貧しき人間もまた、

残念ながら、現代において幅を利かせているようですので、

識別力、判断力、そして人間力を養い、

心を引き締めていきたいと思います。





人は、付き合う人のようになる・・・

類友の法則は、引き寄せの法則でもあります。

人様をお金や見た目などで判断したり、

偏見の態度、差別的用語を発するする人、

気をつけたいものです。





休みボケの方もいらっしゃるかと思いますが、

気合いを入れて一週間の始まり、元気にいってらっしゃい!

・・・って朝のラジオみたいな終わり方になってしまいました(笑)

ではまた明日!